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【糸魚川】中山間地域を守れ!~学生ボランティアによる西側用水の管理作業(2021)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0430649 更新日:2021年10月19日更新
集合写真

学生ボランティアによる棚田保全活動

 令和3年6月20日(日)、棚田みらい応援団の活動の一環として、糸魚川市の上早川地区・東塚集落において、学生及び企業が参加した農業用水路の管理作業を実施しました。
 棚田みらい応援団は、CSR・ボランティア活動で地域貢献したい企業や学生と、農作業の人手がほしい中山間地域をマッチングする取組です。

農業用水路の江浚い、草刈り作業

 当地域では、平成22年度から学生ボランティアを受け入れ、西側用水管理組合関係者と協働で西側用水の江浚いや草刈りを行っています。例年、十数名の学生ボランティアが訪れ、作業や地域との交流を行っていますが、新型コロナウイルスの影響で、昨年度は中止、本年度は規模を縮小して実施しました。
 参加者は、地元西側用水組合関係者7名に、新潟大学むらづくり研究会1名、日本自然環境専門学校2名、(株)ナルサワコンサルタント高田支店2名、糸魚川市役所1名、糸魚川土地改良区2名、県関係者5名が加わり、計20名で西側用水の江浚いから作業を始めました。
江浚い作業状況
学生の草刈機により刈り払い
 用水路の管理通路を草刈りする作業では、地元農家の指導で、学生が草刈機により刈り払いを体験する場面もありました。

作業終了後、意見交換会

 江浚い作業後は、国内最大級の甌穴(おうけつ)と言われる「谷根川の大釜」を見学しつつ、会場を東塚会館へ移し、意見交換会を行い参加者の交流を深めました。
・地元の方の主なコメント
「若い学生の笑顔や考え方などをお聞きする中で、農業を継続し、この地で生きる勇気を与えてもらえる。参加された学生さんには、生きる上での何かの指針を見いだす機会になればと思う」
・参加した学生の方の主なコメント
「同じ米づくりでも平野部と中山間部の違いや、水路を管理される地元の方の苦労を実感した」「中山間の自然や風景、文化など、魅力を感じた」 
意見交換会

西側用水の概要と歴史

 西側用水は、二級河川早川の上流(焼山川)から取水し、流末のマムシため池に到達するまで18kmにもなる長大な山腹水路で、約400haの水田を潤しています。
 山の斜面を等高線に沿って曲がりながら流れる山腹水路の維持管理には多大な労力を要しますが、清涼な水質のため出来るお米は大変おいしく地域の自慢です。
笹倉用水起工趣意書
 かつて、早川郷西側の集落は水が不足し、山間から湧き出る僅かな水を利用して田んぼを耕作していました。明治22年5月、日頃の水不足解消と新田開発のための水を得るため、農民の五十嵐久三郎は「笹倉用水起工趣意書」を作りました。当時の戸長小杉善右衛門をはじめとする人たちは、住民の賛同を得て、用水路測量のための寄付金を出し合いました。その後、西頸城郡長から新潟県知事に用水路工事請願書が提出され、明治28年8月に工事が始まりました。当時この地域においては最大規模の工事で、トンネルの掘削などは困難を極めましたが、明治30年10月、ついに水路工事は完成しました。
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