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橋梁の長寿命化への取り組み
橋梁の長寿命化 ~アセットマネジメントの導入~
新潟県の道路管理延長は約5,390kmあり、約3,830橋の橋梁を管理しています。(計画策定時(2010年)現在)
橋梁の多くは高度経済成長期に建造されたために急激な高齢化が進行しており、現在約19%ある50歳以上の橋梁が、2030年には約66%と急増することになります。近い将来、これらの橋梁が更新時期を迎えた場合、非常に大きな財政的負担となることが想定されます。
今後は橋梁を長寿命化し、更新時期の平準化や総管理費用の縮減に取り組み、道路ネットワークの安全性・信頼性確保に努めていく必要があります。
このため、新潟県では、アセットマネジメントの考え方を取り入れた新潟県橋梁長寿命化修繕計画を策定し、計画的・効率的な維持管理に取り組んでおります。
建設後50年以上経過した橋梁の割合
具体の取り組み
長寿命化修繕計画の策定
橋梁の長寿命化や修繕・架け替え費用の縮減を図り、道路ネットワークの安全性・信頼性を確保することを目的として、平成21年度に「橋梁長寿命化修繕計画」を策定しました。
長寿命化修繕計画の改定
平成22年度から計画の運用を始めましたが、より効率的・効果的に運用するため、平成25年度に「橋梁長寿命化修繕計画」を改定しました。
長寿命化修繕計画の改定では、主として
- 塩害劣化の影響を計画に反映
- 塩害対策として鋼橋への桁洗浄を導入
- 橋長が2m以上15m未満の小規模橋梁の点検要領を新たに策定 等
を実施しました。
検討委員会の開催
「橋梁長寿命化修繕計画」を策定するため、「新潟県橋梁長寿命化検討委員会」を5回(第1回~第5回)開催し、学識経験者からの意見を、計画策定に反映しました。
また、計画の運用後、さらに2回(第6回~第7回)開催し、学識経験者からの意見を計画の改定に反映しました。
- 第1回検討委員会の概要(平成20年1月21日)
- 第2回検討委員会の概要(平成20年3月10日)
- 第3回検討委員会の概要(平成20年11月25日)
- 第4回検討委員会の概要(平成21年2月16日)
- 第5回検討委員会の概要(平成22年1月22日)
- 第6回検討委員会の概要(平成24年1月31日)
- 第7回検討委員会の概要(平成25年1月29日)
長寿命化修繕計画
長寿命化修繕計画についてはこちらをご覧下さい。
また、橋梁以外の道路施設でも「新潟県道路施設維持管理計画」を策定しました。
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