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【魚沼】 災害時要援護者食支援体制ワーキングの実施報告<うおぬま食育リポ-ト第2601号>

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0061696 更新日:2019年3月29日更新

 災害時の食は、被災者の命と健康を守る重要な役割を担っています。
 しかし、要援護者(乳幼児、高齢者、病弱者等)の中には、避難所で提供される普通の食事が摂れない人がいます。東日本大震災では、粉ミルクや濃厚流動食の不足やアレルギ-疾患のある被災者への食事提供に多くの自治体が苦慮しました。
 平成26年3月11日(火曜日)、当部で、魚沼市内の関係者(保育所、学校、病院、福祉施設、関係団体、市)から参集していただき、災害時要援護者食支援体制ワーキングを行いました。

1 当部から説明

1 当部から説明の画像 平成23年7月、魚沼健康福祉部は、災害時食のセ-フティネット検討会を立ち上げ、親子で体験する食の減災教室「おやこジャングル」を企画提案し、事業実施してきました。
 この検討会で指摘されていたもう一つの課題が、要援護者(乳幼児、高齢者、慢性疾患の者など)に合わせた食品の備蓄、輸送、配食などの体制整備でした。
 そこで、発災後には支援する役割を担う関係者と一緒に「要援護者の食の困りごと」を整理することから始めることにました。

 まず、当部職員が過去の被災経験から明らかになっている「災害時の食と要援護者食支援」に関する問題点を説明しました。
 資料は次をクリックしてご覧ください。

【当部資料】災害時の食の問題、備蓄のすすめ[PDFファイル/504KB]

2 魚沼市から食料備蓄の説明

 中越大震災後の平成19年3月、「魚沼市地域防災計画」中に新たに要援護者に配慮した食料備蓄が明記され、現行の計画では次の箇所に定めています。
 「第23節 食料・生活必需品等の確保計画

  • 市民の役割
    イ 高齢者、乳幼児、腎臓病等慢性疾患者、食物アレルギ-患者等、食事に特別な配慮を必要とする者は、平時から3日分程度の分量を自ら確保するように努める。
  • 市の役割
    イ 高齢者、障害者及び乳幼児等の災害弱者に配慮した物資等の備蓄を行う。

 魚沼市が備蓄している乳幼児用の粉ミルクや離乳食、介護用のおかゆや軟らかいおかず、病弱者用の特殊食品などについて、市健康課から現状と課題の説明がありました。
 詳細は次をクリックしてご覧ください。

【魚沼市資料】 魚沼市の要援護者食料備蓄の考え方 [PDFファイル/259KB]

3 グループワーク「要援護者の食の困りごと」

 地域で実際に要援護者に関わっている者が、「子どもグループ」と「高齢者・病弱者グループ」に分かれ、KJ法を用いて問題事項を出し合いました。

(1)子どもグループ

子どもグループの様子の画像
子どもグループの様子

  • アレルギー児への対応
  • 粉ミルクの不足(お湯の不足)
  • 食事制限のある児童(腎臓病、糖尿病等)への対応
  • 障害児に関して、避難所生活そのものの難しさ
  • 食べ慣れていない食品への抵抗感、など

(2)高齢者・病弱者グループ

高齢者・病弱者グループの様子の画像
高齢者・病弱者グループの様子

  • 普通の食事が食べられない原因には、人飲み込みが悪い、とろみが必要(水分にむせる)、糖尿病など食事制限がある、義歯がない等がある。
  • 食事時の介護者の存在、特殊食器の整備、避難所でも安心して食べられる場所の確保等の課題もある。

(3)まとめ

 今後必要な対応について、両グループから「食事で配慮すべき情報の見える化」、「食の困りごとの相談窓口の明確化」、「防災教育、訓練、備えのすすめ」などが挙がりました。
 次回(平成26年7月頃)のワーキングでは、今回の出された問題点を整理して、実行できる具体策について検討を進める予定です。

関連リンク

 【長岡健康福祉環境部】長岡地域の「災害時の食の備え」

【国立健康・栄養研究所】避難生活者向けリーフレットと専門職向け解説[PDFファイル/3.21MB]

 当部「備えておけばあちこたねえ!」うおぬま式災害時の食の備えを進めています

このページに関するお問い合わせは

魚沼地域振興局健康福祉部
住所: 946-0004 魚沼市大塚新田116-3
電話: 025-792-1146(企画調整課)
ファクシミリ: 025-792-6381
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