魚沼地域振興局健康福祉部では、7月8日(木)管内の保健医療団体、食品関連事業者、小千谷市と魚沼市の保健・農林・教育の担当課及び当地域振興局内の関係各部が参集する会議を開催しました。
この会議は、魚沼地域の特性に応じた実効性の高い食育推進運動を展開するためのものです。
関係機関、団体のそれぞれの計画や事業情報を共有化して、また当部の今年度の新企画を提案しました。
1 開会あいさつ
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当部の園田医監(魚沼保健所長)が、子どもの規則正しい食習慣の定着、大人の肥満や生活習慣病の予防、また、歯や口の健康づくりや食生活改善などのため保健の分野ではさまざまな対策が重要になっていることを述べ、「本日は魚沼地域の食育推進のための方策について議論をお願いしたい」とあいさつしました。
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当部の園田医監のあいさつ
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2 行政機関の取組
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小千谷市から、平成21年3月に「小千谷市健康増進計画・食育推進計画」を策定し、〝食で市民を育む取組〟と〝市民が食を守る取組〟を柱に、家庭、保育園等、学校及び地域における事業や地産地消の事業を推進してきたこと、今年度は各課や関連事業を整理した事業計画一覧表に基づいて進めていくことが報告されました。 魚沼市から、平成22年3月に「健康うおぬま21・食育推進計画」を策定し、家庭、保育園、幼稚園、学校及び地域における食育の推進、地産地消の推進、食文化の継承を柱に計画を推進していくこと、今年度は関連事業の洗い出しや整理、まとめを中心に、計画の方向性を市民にPRしていくことが報告されました。
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小千谷市、魚沼市の担当者
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魚沼地域振興局の取組として、まず企画振興部が、昨年の「トキめき新潟国体」の食のおもてなし支援として、アスリート向けに魚沼の食材を使ったレシピを作成したことや、尾瀬ルートのアピールの一環として、魚沼の食材を使った「尾瀬弁当コンテスト」を開催したことを報告しました。 次に農業振興部が、「にいがた21地産地消運動」として地域で大豆を栽培し、地元企業と連携して商品化や販売などに向けての取組を検討していることを報告しました。 当部からは、食品営業者への衛生指導や食品の安全情報の提供などに重点的に取り組んだこと、地域住民の健康づくりを応援する「健康づくり支援店」のPRを図ったこと、そして30~40代の世代を対象にして親子で食育を体験する「うおぬま地域の食のふしぎはっけん・おやこツアー」を実施したことを報告しました。
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魚沼地域振興局の職員(左から二人)
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3 関係機関・組織の取組
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食品関係団体の方から食育関連の事業報告がありました。 まず、食生活改善推進委員協議会(食推)魚沼支部副支部長の吉田さんからは、「健康づくり支援店」において三魚沼支部が合同で行ったPR活動やアンケート調査の様子、「にいがた減塩ルネサンス」に関連して手作りのポスターを活用した活動などについて報告がありました。 小出調理師会会長の大塚さんからは、昨年の「食のふしぎ発見おやこツアー」で、栄養士会との協働実施した催しについて報告がありました。 小出食品衛生協会会長の宮島さんからは、魚沼保健所と連携した食品衛生に関する取組の報告がありました。 栄養士会魚沼支部支部長の南雲さんからは、各学校での総合学習への参加状況や子どもを対象した食事と運動に関する教室「キッズ健康教室」について情報提供がありました。
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小出食品衛生協会、小出調理師会と食推魚沼支部、栄養士会魚沼支部の皆さん
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次にJA北魚沼生活福祉課長の穴沢さんからは、「食の教育プラン」として、食と農と自然、食への関心、食を支える農の関わりについて理解を深めてもらう活動の報告があり、農業体験や学校給食への地元産の野菜提供、米粉の活用など幅広い事例の紹介がありました。 また、魚沼漁業協働組合参事の井口さんからは、「今回会議には初めて参加したが、今後も取組に協力していきたい」との発言がありました。
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左から魚沼漁協の井口さん、JA北魚沼の穴沢さん
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4 意見交換「魚沼地域の食育の推進に向けて」
昨年度初めて実施した「食育のおやこツアー」に関して、ご協力いただいた関係機関の方から、「子どもを対象とする取組はとても意義がある。ぜひ続けてほしい」、「収穫体験は親子で参加できて思い出になったようだ」、「子と別々に、大人向けの食の話を聞ける時間もあってよかった」などのご感想、ご意見がありました。
また、魚沼地域の食育推進体制に関しては、「この会議の構成メンバーに学校の栄養職員や保育士も加えた方がよい」、「地産地消だけでなく、学校現場での教育、学校給食での取組を期待したい」などのご提言を頂きました。
5 新企画提案!「うおぬま地域の食のふしぎはっけん・おやこジャングル!」
昨年度の「食育のおやこツアー」が好評であったことを踏まえて、今年度はさらに探検的な要素を加えた「うおぬま地域の食のふしぎはっけん・おやこジャングル!」開催を提案しました。
これは、親子一緒での参加をコンセプトに、農作物の収穫・調理などの体験活動を通じて食のありがたさを感じとり、健康的な食生活の実践につながる意識を涵養することを目指すものです。
小千谷市、魚沼市から、「これまでのノウハウを使って体験活動などを実施していただきたい」と参集者に依頼がありました。
その後、実施に当たりそれぞれ協力可能な事項について協議を進めました。
小千谷市案内チラシ「8月5日(木) 食のふしぎはっけん・おやこジャングル」(
PDF形式
285 キロバイト)
6 まとめ・助言
右から上村先生、星野先生 / 健康づくり運動の普及に使用するグッズ
最後にお二人の先生からご助言を頂きました。
○ 小千谷北魚沼歯科医師会 星野理事
会議はとても参考になった。
最近はよく噛まない、飲み込めない子どもが増えている。子どもの肥満を予防するには噛むことが重要である。
「うおぬま食育レシピ」で紹介している歯科の情報にも活用できそうである。幼児期からの成長段階にあった食事の提供が必要である。
新潟県は10年間、12歳児のむし歯本数が日本一少ない地位を継続中であり、今後の食育に関連する口の健康について取り組んでいきたい。
○ 小千谷市魚沼市医師会 上村副会長
本来食育は家庭で行うのが基本であるが、家庭では難しいこともあり、学校教育、特に給食と通じて行うことが求められている。
学校で行われる給食委員会に学校医や歯科医も参画できるようにしていただきたい。
また、県が募集している「健康づくり支援店」の指定要件などについても、がんばっている店舗はさらに高いレベルの健康づくり活動を目指すように、要件を追加し県が活動支援する仕組みがあるとよい。
「にいがた減塩ルネサンス」に関しては、魚沼地域の医療機関も取り組んでいくよう進める。
今回の会議の検討内容を踏まえて、今年度の魚沼地域では関係組織がそれぞれの立場で、かつ連携して、食育推進事業に取り組んでいくことが確認されました。
当部ではこれからも、魚沼地域内のさまざまな食育を「うおぬま食育リポート」で紹介していきます。「健康づくり支援店」としてご登録いただいたお店の紹介も、どんどん行っていきたいと考えています。
皆さまも、おいしい食、健康によい食、魚沼の食に関する情報はぜひご提供ください。
また、食育事業や活動に関わった皆さんは、ご感想やご提案などもお寄せください。