このページの先頭です メニューをとばして、このページの本文へ
新潟県ホーム の中の観光・イベントの中の週刊にいがたみーっけ in Tokyo (新潟県東京事務所)
本文はここから

週刊にいがたみーっけ in Tokyo (新潟県東京事務所)

2016年09月26日
にいがたみーっけ

 日ごろ東京事務所の職員が東京で発見した新潟のさまざまな情報を皆さんにお届けしています。        
 東京の街角で見つけた新潟のあんなこと、こんなことをお伝えしながら一人でも多く新潟のファンを増やしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。


※これまで掲載した「にいがたみーっけ in Tokyo」の記事(タイトル)・場所を確認できます。
 なお、記事のバックナンバーは、ページ下部から御覧いただけます。

※記事の内容は、掲載時点の情報を基に記述しています。おでかけの際は現在の状況をご確認ください。

前川國男氏が設計した東京都美術館 No.451(2016.9.26)

 今年7月に世界文化遺産への登録が決定された国立西洋美術館がある上野は、現在、多くの人で賑わっていますが、その近くにある東京都美術館に行ってきました。
 東京都美術館は昭和50年に、新潟市出身の建築家・前川國男氏が設計した建物です。前川氏は、国立西洋美術館の本館を設計したフランスの建築家”ル・コルビュジエ”のアトリエで学んだことでも知られています。
 この美術館は、公園内から正面広場に来ると、まず最初にステンレス製の大きな球体の彫刻が出迎えます。その後、館内入り口となるロビーは地下1階へと誘導させられるなど、入館前から来訪者を楽しい気分にさせる建物であり、国内の優秀な建築作品を表彰するBCS賞を受賞しています。
 前川氏の建築作品については、№93で国立国会図書館、№350で国立西洋美術館を紹介していますが、出身地の新潟市でも、昭和60年に新潟市美術館を設計し、ここでもBCS賞を受賞しています。                    芸術の秋です。あなたも前川國男氏が設計した美術館で、芸術に触れてみませんか。    

日本最古と日本最後の即身仏 No.450(2016.9.20)

 先日、神奈川県の鶴見駅近くにある曹洞宗大本山總持寺に行ってきました。このお寺は、大都市の中のオアシスのように緑蔭が広がり、境内には3千人が座れる大本堂があるなど非常に大きなお寺です。また、佛殿には、日本最古の即身仏といわれている石頭希遷大和尚(無際大師)が安置されているとのことです。(非公開)
 一方、新潟県村上市にある観音寺には、日本で最後の即身仏といわれる仏海上人が安置されています。仏海上人は、文政11(1828)年村上市安良町に生まれ、観音寺や注連寺の住職となり、村上や庄内の布教に専念されました。また、信徒からの祈祷料やお布施などで、観音寺などの神社仏閣の再興に努め、貧民救済にも金銭や穀物を寄付され、新潟県知事から感謝状・賞状が7回も贈られています。
 村上市は、鮭と酒と情(三さけ)のある城下町です。仏海上人の情けや地元の人情に触れ、おいしい鮭料理と地酒を楽しむ旅はいかがでしょうか。

仏殿

本の街・神保町と新潟 No.449(2016.9.12)

 東京の神田神保町には古書店が現在およそ180あり、世界最大の「本の街」として知られています。その中で創業100年をこえる老舗「一誠堂書店」があります。学生時代に良く足を運ばれた方も多いのではないでしょうか。
 店内の床は磨かれた大理石が敷き詰められ、優しい光のランプが灯り、歴史と格式の高さを感じさせます。奥には書家 會津八一による「一誠堂」の書が目を引きます。初代店主の酒井宇吉氏は新潟県長岡市で創業した後、明治39年に神田に移転し現在に至っていますが、八一が同郷の店主をひいきにし、お得意客だったとのことです。
 実は神保町の書店主の多くがこの一誠堂で修行した、いわば本屋経営の寺子屋でもあったのです。独立するなら近所で一緒にやろうと同郷の会もあったそうです。自動車が普及していない時代で多くの書籍を集め取り扱う書店経営は大変な重労働だったと想像できます。改めて新潟県人の謙虚さと向上心があったからこそ、現在、名門古書店として存在していると思うと誇らしくなりました。

日本刀という伝統工芸品 No.448(2016.9.5)

 日本刀刀匠で国の重要無形文化財(人間国宝)の認定を受けた方は、これまで6名いたそうです。その一人が新発田市出身の天田昭次氏でした。残念ながら、人間国宝の刀工は皆さん亡くなっていますが、天田氏の銘刀や製作工程などは、同市の天田昭次記念館で触れることができます。そして都内にも、日本刀製作技術の保存と向上を図る場所があると知り訪問しました。
 渋谷区の刀剣博物館。期間によって様々な企画展を実施していますが、新作名刀展では、全国の刀匠達の作品の中から選び抜かれた太刀や刀、短刀や脇差しなどが展示され、その中には、佐渡市の新保基治氏作の短刀もありました。約1000年前に武器として生まれた日本刀。その役割を終えた現代においては、日本の伝統工芸品に姿を変えています。ライトアップに異様に輝くその迫力は圧巻で、古の伝統技術を現代にもこのような形で脈々と受け継ぐ日本人の美意識、精神性に深い感銘を受けました。この秋、新潟で東京で、10世紀を経て尚も輝きを失せない伝統技術に触れてみてはいかがでしょうか。

週刊にいがたみーっけ & にいがたみーっけ in Tokyo バックナンバー

 ※第1号から第300号までの過去情報は「▶▶これまで掲載した記事(タイトル、バックナンバー)一覧」をご覧ください。