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10月の旬 さといも

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0060319 更新日:2019年3月29日更新

新潟産の特徴

さといもの画像 「のっぺ」(郷土料理)には無くてはならない新潟のさといもは、丸形で、なんといっても独特な「ぬめり」が特徴です。
 煮込んでも煮くずれせず、白くきめ細やかな肉質が好評です。

主な産地の紹介

 信濃川・阿賀野川流域の肥沃で水はけの良い地域を中心に生産されています。
 主な産地は、出荷量の5割を占める五泉市を筆頭に新潟市、長岡市などです。
 水田転換畑を中心に、生産拡大されています。

産地マップ
県内の主な産地

新潟県産の出回り状況

 貯蔵性もあり、ほぼ通年にわたって出荷されていますが、9月下旬から11月にかけて、出荷のピークを迎えます。

栽培・収穫の様子

芽が出始めた頃(写真は5月)の画像
芽が出始めた頃(写真は5月)

 さといもは4月に種いもを植え、主に9月から10月にかけて収穫します。収穫は晴天日を選び、できるだけ傷をつけないように行います。堀り穫ったら土を落とし、根やいもについている毛(毛羽と呼びます)を取り除きます。丸くて大きないもが上位等級になります。

9月には、1mを越える草丈にの画像
9月には、1mを越える草丈に

 収穫・調整作業は重労働で生産者の負担となっていましたが、最近は収穫機、株ばらし機、毛羽取り機等機械導入が進み、労力が軽減されています。

おいしい食べ方

 皮をむくと出る「ぬめり」は、味の浸透をじゃまするので、煮る前に塩もみしたり、塩ゆでするとよいでしょう。

 さといもを使った代表料理は「のっぺ」ですが、チーズ焼きやコロッケなど、じゃがいもの代わりとして利用すると、また違った味が楽しめます。

つくってみよう!!<さといものコロッケ>

材料

  • さといも(300g)しその葉(8枚)
  • 卵白(1個分)片栗粉(大さじ2)
  • 小麦粉(2/3カップ)卵(1個)
  • パン粉(100g)

作り方

  1. さといもは皮をむき、軟らかくなるまで茹でる。
  2. しその葉をみじん切りにする。
  3. (1)のさといもをつぶし、片栗粉、卵白、塩、こしょう、(2)のしその葉を入れ、練り合わせる。
  4. (3)のさといもを適当な大きさに丸め、小麦粉、とき卵、パン粉をつける。
  5. 中火できつね色になるまで揚げる。

知っていますか?ミニ知識

「さといも」の正体

さといもの食用部分の図 さといもの食用部分は茎が変形したもので、養分を貯蔵し、肥大したものです。そのためいもには節があり、長時間日光に当たると葉緑素が発現してきます。
 さといもは種いもの上に親いもがつき、次いで子いも、孫いもがついてきます(左図参照)。孫いもが最もぬめりがあり、食味も良く商品の中心として売られます。

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