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【地域の普及活動】新発田農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494106 更新日:2024年5月14日更新

新発田農業普及指導センターの取り組みを紹介します

花き栽培の産地拡大を目指して ~求む、新たな挑戦者~

 新発田地域振興局で花き生産を担当している春川です。

 管内の花き生産は古くからの歴史があり、チューリップやユリの切り花、チューリップ球根、一二年草類、花木類 等、年間を通じて多彩な品目を出荷している産地です。

 さらに近年では、今までの品目にプラスして、アスター・ヒマワリ・ケイトウ等の一二年草の生産が、より一層広がってきています。

 

画像_ヒマワリの病害虫発生状況を調査しました
​ヒマワリの病害虫発生状況調査の様子

 

 これらの生産が広がっている品目は
 (1)農家の方が自家用で栽培経験がある
 (2)栽培を始めるにあたって必要な資材が少ない
 (3)特別な需要期のお盆があるため販売がしやすい
 (4)軽量である
等のことから、生産に取り組みやすいと伺っています。

 普及指導センターでは、地域の園芸生産の拡大を目指し、新しく取り組まれる農家、生産に興味のある農家に対し積極的に情報発信を行う予定としております。盆花等を生産し、市場や直売所で販売してみませんか。

2024年5月
春川 雄哉

 

農業法人の発展をめざして

 新発田地域の農業法人は、20年前の平成16年(2004年)には34法人でしたが、令和5年3月末現在で147法人にまで増加しました。

 経営規模が100haを超える法人が現れている一方、設立以来の構成員の世代交代や、人材の確保・育成に課題を抱える法人も少なくありません。

 今年度、農業法人経営発展研修会を開催し、先進事例の発表や、共通の課題に関する意見交換を行いました。

 

県内の農業法人の動向について講義の様子
​県内の農業法人の動向について講義の様子

 

悩みや解決策をお互いに共有します
​悩みや解決策をお互いに共有します

 

 普及センターでは、当日交わされた意見や参加いただいた方のアンケートを参考に、地域農業の重要な担い手である農業法人の経営発展を支援していきます。

2024年3月
田村 あやめ

 

▼農業法人について
「農業法人」とは、稲作のような土地利用型農業をはじめ、施設園芸、畜産など、農業を営む法人の総称です。組織形態としては、会社法に基づく株式会社や合名会社、農業協同組合法に基づく農事組合法人に大別されます。(農林水産省ホームページより一部抜粋)

 

黒毛和牛枝肉の品質向上と早期肥育で目指せ和牛のオリンピック!

 新発田地域は「村上牛」と「新発田牛」の二つの地域銘柄を擁する、県内でも黒毛和牛の枝肉生産が盛んな地域です。

 

画像_牛の体測
牛の体測

 

 新発田農業普及指導センターでは、枝肉の重量と品質の向上による銘柄牛のブランド力の維持・向上の取り組みと、通常より短期間で肥育する「早期肥育技術」による生産性向上を推進しています。

 今年度は枝肉品質向上のために、管内で生産される枝肉の状況を調査するとともに、黒毛和種枝肉品質向上研修会を開催しました。

 

枝肉の調査の様子
​枝肉の調査の様子

 

黒毛和牛品質向上研修会の様子
​黒毛和種枝肉品質向上研修会の様子

 

 また、「早期肥育技術」を推進するために、モデル農家を設定していく予定です。

 一方、黒毛和牛の世界では牛の外貌や枝肉の品質を競い合う、黒毛和牛のオリンピックと呼ばれる「全国和牛能力共進会」が5年ごとに開催されており、新発田管内の牛が新潟県代表牛となればブランド力向上の一助となります。次の共進会は令和9年に北海道で開催されます。

 新発田農業普及指導センターでは、この共進会の県代表になるような牛が生産されるよう、今後も管内の黒毛和牛生産者を支援していきます。

2023年12月
遠田 重伸

 

労働力一人当たり30ha時代への試行錯誤

 新発田地域では担い手経営体に毎年10ha農地受託が増加するほど、農地集積が加速度的に進む状況となりました。

 そのような中で「将来的に労働力一人当たり30haを耕作するにはどのようにしたら可能か?」と40代経営者達は新時代の農業について考えています。写真は管内では取組みが少ない「乾田直播」や「ドローンによる直播」の様子です。

 

乾田直は播種作業
乾田直は播種作業の様子

 

ドローンによる直播
ドローンによる直播の様子

 

 普及センターでは、担い手経営体やメーカーの技術確立にあたり各種データ取りや、補助事業導入への支援を行っています。

2023年9月
本間 信弘

 

 

 

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