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【地域の普及活動】佐渡農業普及指導センターの取り組みを紹介します

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0494128 更新日:2024年4月15日更新

佐渡農業普及指導センターの取り組みを紹介します

地域の農地維持に向けて取り組んでいます

 佐渡市旧羽茂町(はもちまち)は、おけさ柿を始めとした果樹の一大産地であり、また、羽茂平野では米づくりも盛んにおこなわれています。

 一方で、当地域においても農業従事者の高齢化や人手不足が深刻化してきています。

 そのような中、ほ場整備事業「羽茂沖地区」では、地域の稲作をどう守っていくかについて話合いを重ね、「農事組合法人羽茂ファーム」を令和5年3月に設立しました。

 法人では、農地の受入能力の向上を図りつつ、地域の担い手農業者と連携し、農地の集積・集約化など、担い手を中心とした効率的な営農体制づくりを進めており、普及指導センターも一緒になって取り組んでいます。

 

羽茂沖地区農地集積集約検討会の様子
​羽茂沖地区農地集積集約検討会の様子

2024年4月
千野 史貴

 

柿の産地維持に向けた取り組み

 佐渡は、果樹生産が盛んな地域であり、その筆頭である「おけさ柿」は、90年を超える歴史を持ち、品質・味においても高い評価をいただいています。

 このおけさ柿産地の維持・発展に向け、佐渡の特産であるあんぽ柿など加工柿生産拡大も含めた売上の拡大や産地の活性化などの取組を関係機関・団体と連携し推進しています。

 

○担い手育成の取組

 新規栽培者の確保・育成に向け、おけさ柿の栽培に興味のある方や栽培経験の浅い方を対象とした担い手育成塾(JA主催)において、普及指導センターがその講師を務め、新規栽培や技術習得への支援をしています。

 

担い手育成塾(せん定)
担い手育成塾(せん定)の様子

 

○生産性向上に向けた取組

 早期成園化や省力化に向けた技術として、佐渡でもジョイント栽培が導入されていますが、調査・実証を通じて課題把握とその解決に向け取り組んでいます。

 歴史のある産地であることから老木も多く、補助事業の活用支援や島内での苗木生産指導等により、新植・改植を進めています。

 

ジョイント栽培導入園地
ジョイント栽培導入園地

 

 また、おけさ柿の他、西洋梨「ル レクチエ」、アスパラガス、みかんなどの園芸産地拡大にも取り組んでいます。

2024年1月
中川 文男​

 

アスパラガスの産地化を支援しています

 佐渡地域では野菜の産地化への取り組みのひとつとして「アスパラガス」を選定し、栽培の普及推進に取り組んでいます。

 アスパラガスは軽量で販売単価が高いため、佐渡島外へも出荷が可能な有望品目です。

 関係機関団体と連携する中で、新規栽培者確保のための説明会や栽培経験の浅い農業者を対象とした園芸参入塾の開催、既存栽培者の栽培技術向上を目的とした指導会や現地ほ場の巡回指導などを実施するなど、園芸導入による複合経営による農業所得向上を支援しています。

 

現地ほ場巡回のようす
現地ほ場巡回の様子

 

2023年10月
西澤 靖樹

 

新穂地区の法人間連携を支援しています

 佐渡市新穂地区では、農作業の効率化やコスト低減を図るため、地区内の稲作を中心とした法人による「新穂地区農業法人連携協議会」を設立しました。

 法人間の農作業受委託(ドローン防除等)、機械の共同購入、農地の交換等の検討に向け、令和4年度はアンケート調査等の結果をもとに各法人の実態と意向の把握を行いました。

 今後は研修会等を通じて法人間の親交を深めつつ、具体的な連携検討の促進を図っていきます。

 

連携に向けた検討のようす
連携に向けた検討の様子

2023年7月
松澤 清二郎

 

 

 

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