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【相談事例】 フリマアプリのトラブル
相談内容
相談事例1
フリマアプリで、有名ブランドのスニーカーを見つけ、購入した。しかし、届いた商品が、明らかに商品説明の写真とは違い、偽物のようだ。アプリ運営事業者にメールで返品について問い合わせているが、1週間経っても返信がない。
相談事例2
フリマアプリで中古のテレビを購入したが、電源を入れても全く映らない。「商品に問題がある」との説明は販売時に一切なかった。すぐに出品者に連絡したが、「宅配業者による配送中の事故ではないか。」と言われ、対応してもらえない。対処は。
アドバイス
消費者庁イラスト集より
フリマアプリは個人間売買が原則です。アプリを利用する前に規約を確認し、事前に商品説明と取引相手の評価や取引内容を十分確認してください。トラブルに遭った場合は、アプリ運営事業者が補償制度(※)を設けているかどうか確認し、ある場合は補償制度を利用するようにしましょう。補償制度が利用できなければ、最終的には当事者間での話し合いになります。
相談事例1の場合は、既にアプリ運営事業者に連絡を取っているので、返信を待って、対応を求めるよう伝えたところ、アプリ運営事業者の補償制度により、全額が返金されました。
相談事例2の場合は、どこで不具合が発生したのかは特定できず、責任の所在が明らかにできません。まずは、アプリ運営事業者の補償制度を利用するよう伝えました。中古品の場合は、このようなトラブルもあることを理解しましょう。
フリマアプリは、気軽に不要な商品等を売買できますが、取引にはリスクがあることを十分確認した上で、利用するようにしましょう。
不安に思った時やトラブルに遭った場合は、消費生活センターに相談しましょう。
※補償制度を設けているかどうか、また補償制度の内容などはアプリ運営事業者により異なります。利用する前に規約などでよく確認しましょう。