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【相談事例】 怪しい投資の勧誘に注意

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0059288 更新日:2019年3月29日更新

相談内容

消費者庁イラスト集よりの画像
消費者庁イラスト集より

  1. 高齢の父が事業者から「海外の土地に投資すると高い配当金が得られる。100万円を2年間預けると、2年後に9万円の配当が出る。」と言われ、今までに1千万円程の現金を事業者に渡しているようだ。今の時代に、このような高配当の投資話は不審だ。解約すると投資金額の3割の手数料がかかるらしい。手数料を払ってでも解約した方が良いだろうか。90歳の父は、日中は一人で自宅に居て、そこへ事業者が頻繁に来ているようだ。契約内容が不審なので父に解約を勧めたい。事業者の信用性等の情報を集めたいが、どうすればいいか。
  2. 1週間ほど前に知らない事業者からDM広告が届いたが、興味が無いので捨ててしまった。今日、その事業者から自宅に電話があり「環境に良い事業を行っている。1口10万円で社債購入をお勧めしている。高利回りの社債だ。」と言った内容を話していたが、不審だったので電話を切った。自分は80歳と高齢で、以前は証券会社を通して株などを購入したことはあるが、今は興味がない。同様の事例はあるか。また電話が来たらどうしたらよいか。今後の対応を教えて欲しい。

アドバイス

消費者庁イラスト集よりの画像
消費者庁イラスト集より

低金利が続き、資産運用という点から、様々な金融商品が登場しています。その中には詐欺まがいの投資話も見受けられます。事業者から、電話や訪問での勧誘を受けても、すぐに契約はしないで、情報を集めてから慎重に検討しましょう。

1の事例は父親を心配する家族からの相談です。金融商品を販売・勧誘ができるのは、金融庁の登録を受けた業者に限られます。金融庁の相談窓口とホームページを紹介し、登録業者かどうかを確かめる事と、同様の事例があるかなどの情報を集めた上で、それらの情報を父親に説明し、この契約の対処を家族でよく話し合うようにと伝えました。また、出資額が高額なことから、早急に弁護士へ相談した方が良いと思われる旨を、重ねて助言しました。

2全国的に「高金利の社債」などとうたって、複雑な投資の勧誘が出始めています。理解できない仕組みの金融商品には手を出さないように、高金利に惑わされないように、と伝えました。また、特殊詐欺等の事例も紹介し、自宅固定電話は留守番電話等で対応するよう助言しました。
怪しい投資の勧誘では、株式、債権、ファンド、FX取引等の多岐にわたる金融商品が登場しています。金融商品を扱う事業者には、金融庁への登録が必要です。契約する前に登録されている事業者かどうか確認しましょう。また、登録されている事業者であっても、不適切な販売方法でトラブルになることもあります。例えば「プロ向けファンド」と呼ばれるものを販売した事業者で「当社は金融庁に届け出をしている。プロ向けの特別なファンドだ。必ず儲かる」と説明していましたが、「プロ向けファンド」は一般の消費者には販売されることはありませんし、必ず儲かるということもありません。この様なセールストークを聞いたら要注意です。

金融商品の勧誘を受けたら

  • 勧誘されてもすぐに購入を決めない。
  • 「高い金利」=「高いリスク」と考える。
  • 購入前に事業者から渡される契約締結前交付書面等をよく読み、理解できない部分があったら、絶対に契約しないこと。

高額な契約になることが多い金融商品の申込は、情報を集めた上で、慎重に検討するようにしましょう。


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