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ネット通販の落とし穴に注意!
ネット通販のトラブルに関する相談が多数寄せられています。
販売広告をよく読まないで購入すると思わぬ落とし穴にはまることもあります。
ネット通販はクーリングオフができません。返品・解約を希望する場合は業者と交渉になりますので、広告の販売条件や事業者情報をよく確認し、トラブルにならないよう注意しましょう。
相談状況
- 近年、県内ではネット通販の相談件数が高水準で推移しています。
- 購入した商品が届かないという相談は多数寄せられています。
- 最近、健康食品の定期購入に関する相談が増加しています。
- 年代別では40代以下の世代の相談が多数を占めています。
- 男性は40代、女性は20代以下の相談が最も多くなっています。
相談事例1 お試しのつもりが定期購入に
サプリメントをネット通販で注文した。
「お試し」1回の購入と思っていたが、定期購入で最低4回購入をしないと解約できないと後でわかった。
仕方がないので4回は商品代金を払ったが、それ以降は解約したいと思い、電話をかけるが「混み合っている」というアナウンスが流れるだけで繋がらない。
アドバイス
ネット通販のページに表示されている販売条件をよく確認しましょう。
販売条件は小さく表示されているときもありますが、よく確認しないと思わぬ条件で購入となることがあります。
確認しないで申し込んだとしてでも、条件を承認したと見なされる場合があるので、注意しましょう。
また、返品・解約条件についてもよく確認しましょう。
相談事例2 代金を前払いしたが商品が届かない
ネット通販でブランドバッグを注文し、業者の指定した口座に代金を振り込んだ。
業者から「入金が確認できたので商品を送る」とのメールが届いたが、商品が来ない。何度もメールをしたが、返信もない。
事業者のホームページに電話番号や住所の表示は無く、口座名義人は個人名であった。
アドバイス
ネット通販の広告には業者の名称、住所、電話番号等を必ず表示しなければなりません。広告に記載されている業者の情報を確認しましょう。
業者の口座に前払いするときは特に注意が必要です。
ネット上には悪質な業者も存在します。振り込んだお金を取り戻すのは大変です。信用できる業者かどうか慎重に判断しましょう。