新発田地域整備部のダムページで使用している用語を中心に、意味や用途などをわかりやすく解説します。
あ行
維持流量(いじりゅうりょう)
・河川にはある程度の流量がなければ環境や河川利用などに支障が生じることになります。そのため渇水期でも維持すべき流量が定められている場合があり、これを維持流量と呼んでいます。流量を定める場合は、下流域の船舶往来や漁業等様々な河川利用目的を総合的に考慮して決定されます。
オリフィスゲート(oriffice gate)
・オリフィスは、穴、開口部を意味します。ダム堤体に設けた放流路とそれを開閉するするためのゲート設備を合わせてオリフィスゲートと呼びます。主に洪水調節のための放流に使用します。コンジットゲートと似ていますが、長い鋼製の放流管を伴わないところが異なります。内の倉ダムのダム堤体上部の中央に1門設置されています。=常用洪水吐き。
か行
確保水位(かくほすいい)
・利水を目的とするダムで、使用目的に支障を与えないために確保することになっている水位をいいます。
河川計画(かせんけいかく)
・一つの水系河川において、洪水などによる大水はできるだけ速く海へ流し、まちづくりや人々の生活のために必要な水は利用しよう、という考えから計画され、目的によって治水計画と利水計画に分かれます。国土交通省河川砂防技術基準準拠。
渇水(かっすい)
・雨が通常より少ないために水資源が枯渇した状況をいいます。
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雨の降らない日が続くと自然の河川は、流水が激減します。内の倉ダムは、渇水に備えた利水容量を確保しています。ダム湖は干上がりますが、これにより田畑を潤して人々の暮らしを支えます。
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基本高水(きほんたかみず)
・河川の洪水が発生したときに、災害を防止又は軽減させるため、洪水防御計画で河川基準点の基本となる洪水波形(ハイドログラフ)をいいます。
基本高水流量(きほんたかみずりゅうりょう)
・基本高水のピーク流量ともいわれ、河川における洪水処理、防御計画の基本となる洪水波形の最高流量をいいます。流量の決定について、明治から昭和23年頃までは過去の実績とすることが多かったのですが、それ以上の大洪水となることが各地で多く発生したため気象データを取り入れた確率洪水流量という考え方に変わり、現在ではさらにダムの機能を考慮して操作規則の見直しをするダムが増えてきました。
クレストゲート(crest spillway gate)
・クレストは、ダムの堤頂部や頂上、鶏冠を意味します。設置位置が天辺にあることからクレストゲートと呼びます。=非常用洪水吐き。
減勢工(げんせいこう)
・ダムから放流される水流の衝撃を低減させるために設ける構造物をいいます。
洪水(こうずい)
・ダムに流れ込んでくる水の量のさまで、ある程度に達した流量を洪水量としています。また、それ以下の流量になるまでは、洪水が発生しているということになります。内の倉ダムでは洪水量を毎秒80立方メートル、加治川治水ダムでは毎秒150立方メートル、胎内川ダムでは毎秒140立方メートルと定めています。
洪水期(こうずいき)
・梅雨や台風といった降水量が多くなり洪水の起こりやすい時期をいいます。新発田地域整備部では、6月15日から9月30日までを洪水期としています。
洪水吐(こうずいばき)
・ダムの安全を確保するために設けられた放流設備をいいます。一般的に洪水調節を目的とするダムでは、常用洪水吐と非常用洪水吐を持っています。
洪水調節量(こうずいちょうせつりょう)
・ダムや人工的に建設した調整池、遊水池などに一時的に洪水流量の一部を貯めることで、下流への流量を減少させることを洪水調節と呼んでおり、この調節した流量を洪水調節量といいます。
洪水調節容量(こうずいちょうせつようりょう)
・常時満水位からサーチャージ水位までの容量をいいます。
コンジットゲート(conduit gate)
・コンジットは、導水路、管路を意味します。一般的には、ダム堤体に敷設した鋼製の放流管路とその管路を開閉するためのゲート設備を合わせてコンジットゲートと呼びます。洪水調節や利水のための放流に使用します。
加治川治水ダムと胎内川ダムは、ダム堤体中間に各々2門ずつ設置されています。
さ行
最低水位(さいていすいい)
・貯水池運用を計画するうえでの最低水位をいいます。一般的にダムの堆砂容量の堆砂面を最低水位としています。
サーチャージ水位(さーちゃーじすいい)
・洪水時に一時的にダムに貯めることができる最高の水位で、計画高水位とも呼ばれます。
重力式コンクリートダム(じゅうりょくしきこんくりーとだむ)
・貯水池から受ける水圧をダム本体の重量で支えるコンクリート製のダムをいいます。この形式のダムはダムの重量を十分支えられる基礎岩盤上に建設する必要があります。
常時満水位(じょうじまんすいい)
・ダムの水を農業用水や上水道に利用するために貯めることができる最高水位をいいます。
常用洪水吐き(じょうようこうずいばき)
・洪水調節に用いる洪水吐。常用と非常用の2種類の洪水吐を持つ場合の名称で、通常は常用洪水吐きで洪水調節を行います。
設計洪水位(せっけいこうずいい)
・ダムを造る時に予想している最大の洪水が発生した時の流量を設計洪水流量と呼んでおり、この時の水位をいいます。この状況では、洪水吐は全開となっています。
総貯水容量(そうちょすいようりょう)
・ダム貯水池の堆砂容量、利水容量、洪水調節容量を合計した容量をいいます。