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【新発田】内の倉ダムのご案内

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0080292 更新日:2019年11月27日更新

 内の倉ダムは、越後平野北部の加治川沿いに広がる穀倉地帯の農業用水と、新発田市の上水道用水の補給を目的として昭和39年12月に建設計画が決まりました。ところが、昭和41年7月と昭和42年8月に発生した加治川の大水害(羽越水害)が流域に多大な被害をもたらしました。これをきっかけに加治川流域を水害から守る機能も加えたダムが改めて昭和43年8月に建設することが決まりました。

内の倉ダムの写真

ダムの働き

 内の倉ダムは、かんがい、上水道、発電、洪水調節の4つの機能を持った多目的ダムです。そのため、1年を通してダム湖は満水状態が多く、ダムからの放流は夏期のかんがい用水放流、洪水調節放流、河川維持放流になります。 ・かんがい用水
 かんがい用水とは田畑などに使用する水のことで、加治川沿岸では加治川米と呼ばれる良質米の産地で知られています。しかし、新発田郷土を支える農業面では加治川との戦いであり、洪水の反面、夏季の渇水は異状なもので、川が砂原におおわれ、ほとんど流水もない時が多かったといわれます。内の倉ダムは、新発田市を中心に加治川沿岸耕地7445ヘクタールの用水補給を行います。その所要貯水量は1690万立方メートルになります。
・上水道
 新発田のまちづくりに欠かせない水道事業では、昭和60年の旧新発田市給水人口を約85000人と想定し、1人1日最大給水量510リットル、1日最大給水量45400立方メートルに対し内の倉ダムから3万立方メートルを補給します。その所要貯水量は110万立方メートルになります。
・洪水調節
 新潟県の加治川改修計画は昭和27年から始まりましたが、羽越水害後計画高水流量を毎秒4000立方メートルに改訂し、内の倉ダムではそのうち毎秒460立方メートルを貯水することになりました。洪水調節容量は420万立方メートルになります。

内の倉ダムの施設を紹介します

内の倉川上流は、西ノ峰、焼峰山、二王子岳から集水されます。 七滝トンネルを抜けると内の倉湖が広がります。

内の倉川上流は、西ノ峰、焼峰山、二王子岳から集水されます。

七滝トンネルを抜けると内の倉湖が広がります。

冬期間はクレストゲートからの自然越流が始まります。 通常のゲート放流は、オリフィスゲートからの放流になります。

冬期間はクレストゲートからの自然越流が始まります。

通常のゲート放流は、オリフィスゲートからの放流になります。

堤内にある空洞の写真 監査廊の写真

堤内には空洞が設けられています。

監査廊内の状況です。

画像左側は取水塔、右側はゲートの呑口です。 副ダムは、ゲートからの水衝撃を調整します。

画像左側は取水塔、右側はゲートの呑口です。

副ダムは、ゲートからの水衝撃を調整します。

ダム下流側の写真 フィックスドコーンバルブの写真

ダム下流側には五頭連峰のひとつ、松平山が一望できます。

右側はフィックスドコーンバルブです。

小放流バルブは、河川の維持用水を放水します。 減勢工では、水衝撃を和らげる池となります。

小放流バルブは、河川の維持用水を放水します。

減勢工では、水衝撃を和らげる池となります。

こちらは、湖畔公園です。 こちらは、水谷公園です。

こちらは、湖畔公園です。

こちらは、水谷公園です。

思わぬゲストに会えるかも。この画像は、ニホンカモシカです。 春を知らせる写真

思わぬゲストに会えるかも。

雪解けとともに春を知らせる自然の恵み。

内の倉ダム取水設備図

ダムの諸元表

 ダム名  内の倉ダム(うちのくらだむ)
 河川名  内倉川(うちのくらがわ)
 ダムの位置  新潟県新発田市小戸字足無沢3155
 集水面積  47.5平方キロメートル
 ダムの型式  中空重力式コンクリートダム
 堤高  82.5メートル
 堤頂標高  標高169.5メートル
 基礎高  標高87メートル
 堤体積  ダム本体約216,000立方メートル
 ダム地点の地質  斜長流紋岩
 湛水面積  0.996平方キロメートル
 サーチャージ水位  標高166.50メートル
 常時満水位  標高162メートル
 最低水位  標高130メートル
 計画堆砂面標高  標高130メートル
 洪水調節容量水深  4.50メートル
 かんがいなど利用水深  32メートル
 総貯水容量  2480万立方メートル
 洪水調節容量  420万立方メートル
 かんがい容量  1690万立方メートル
 上水道容量  110万立方メートル
 堆砂容量  260万立方メートル
 計画高水流量  毎秒710立方メートル
 計画最大放流量  毎秒250立方メートル
 調節流量  毎秒460立方メートル
 ダム設計洪水量  毎秒852立方メートル
 かんがい補給面積  7445ヘクタール
 上水道使用量  1日あたり3万立方メートル
 ダム建設総事業費  約71億8千7百万円
 建設工期  昭和41年度から昭和49年度

◇このページに関するお問い合わせは 新発田地域振興局地域整備部ダム管理課管理係
〒  959-8511  新発田市豊町3丁目3番2号 
電話:  0254-26-1326(直通)  ファクシミリ: 0254-24-0403 
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