平成22年5月29日(土)、くもり空の下、新発田市のほ場整備事業太斎地区と周辺の土水路において、NPO法人加治川ネット21の主催による「ふるさと生き物観察会」が開催されました。
この地域には、「レッドデータブックにいがた」で絶滅危惧Ⅰ類と分類されている体長6cm程度の背中にトゲのある小さな魚「イバラトミヨ」が生息しています。
ほ場整備事業は平成13年度から実施していますが、用水路や排水路の整備に当たっては、地元農家、土地改良区及び加治川ネット21において意見交換しながら、イバラトミヨの生息環境に配慮して行ってきました。
観察会ではイバラトミヨをはじめ、アブラハヤやシマドジョウなど、多くの生き物を確認することができました。
観察会の様子
◆担当者から生き物の話、捕獲方法の説明のあと、みんなで手分けをして捕獲開始です。
子ども達は生き物の説明を熱心に聞いています。
手分けをして、みんなで捕獲開始!
◆およそ2時間ほどで、イバラトミヨ、シマドジョウ、ツチガエル、モノアラガイなどなど、たくさんの生き物を捕獲することができました。
捕獲できた生き物を、お魚ハカセが解説してくれました。
イバラトミヨ
◆捕獲した生き物は、また同じ場所へ帰して観察会は終了です。記念撮影もバッチリ決まって、みなさんお疲れ様でした。
Tenyさんが取材に来られてました。インタビューに答えて、ちょっとドキドキ。
みなさん、ご参加ありがとうございました。
イバラトミヨと私たち
イバラトミヨは水温が低く、水がきれいで、水草が生い茂っていることなど限られた環境の中でしか生息できません。
太斎地区では至るところで加治川の伏流水が湧き出ており、イバラトミヨにとって生息しやすい環境がありました。
今回の観察会では、こうした豊かな環境を保全し整備を進めた結果、イバラトミヨの新たな生息環境が創造できたことが確認できました。
地元の小学校では総合学習でイバラトミヨについての学習を始めたり、地元農家ではきれいな水でとれた米「イバラトミヨ米」の販売を開始するなど、地域の宝・魅力を活かした取り組みが生まれています。
新潟県は、今後も環境に配慮した整備を地域住民・関係団体とともに進め、地域の活性化に貢献していきます。