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薬物依存について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0057701 更新日:2019年3月29日更新

薬物依存とは

 大麻や覚せい剤などの薬物を使うと、やめたくてもやめられない状態になります。このようなやめたくてもやめられない状態(薬物が欲しいという強い欲求を脳がコントロールできない状態)を『薬物依存』と言います。
 意志が弱いから依存症になるのではありません。依存症はいろいろな病気と同じように、条件さえ揃えば誰でもなる可能性のある病気です。

薬物乱用とは

 社会規範(ルール)から外れた目的や方法で自ら薬物を使用することを『薬物乱用』と言います。違法薬物の使用、未成年の飲酒は法令違反ですし、シンナーを吸引することは本来の目的を逸脱しています。これらの行為を1回でも行えば、乱用に当たります。薬物乱用を繰り返すことで、脳に神経細胞を壊すなどのダメージを与え、少しずつ依存が形成され、薬物使用がコントロールできなくなっていきます。

依存性のある薬物

 麻薬、覚せい剤といった違法薬物だけでなく、身近にあるビールや日本酒などに含まれるアルコール、シンナーなどの有機溶剤も依存性があります。また、睡眠薬や精神安定剤などの医師から処方される薬や咳止めなど市販されている薬の中にも依存性のあるものがあり、使い方を誤ると依存症になる可能性があります。

薬物依存症の進行経過

 多くの場合、薬物使用がコントロールできなくなり、使用頻度が増え、薬物中心の生活になります。それに伴って、借金、暴力、家庭不和などの二次的な問題が起こったり、幻覚や妄想といった精神症状が現れたりします。適切な医療処置により精神症状は治まることが多いと言われていますが、薬物の欲求をコントロールできなくなった脳は元には戻らないと考えられており、ちょっとしたきっかけで薬物を再使用してしまう人が多いのです。そういう意味では完全に治ることはありませんが、薬物を使わない生活を続けることで通常の社会生活を営み、薬物依存によって失ったものを少しずつ取り戻すことができます。これを薬物依存からの回復と言います。

薬物依存からの回復のために

 薬物依存症は回復が可能な病気ですが、回復までには時間がかかります。家族だけで問題を抱え込み解決しようとしてもうまくいかないことがあります。状況や段階に応じて相談機関や自助グループを利用することも必要です。まずは精神保健福祉センターまたはお住まいの地域の保健所にご相談ください。
 ※新潟市の方は「新潟市こころの健康センター」にご相談ください。

【薬物依存に関する相談先】
相談機関 電話番号 管轄地域
新潟県精神保健福祉センター 025-280-0113 新潟市を除く県内
村上保健所 0254-53-8369 村上市 関川村 粟島浦村
新発田保健所 0254-26-9133 新発田市 阿賀野市 胎内市 聖籠町
新津保健所 0250-22-5174 五泉市 阿賀町
三条保健所 0256-36-2363 三条市 燕市 加茂市 弥彦村 田上町
長岡保健所 0258-33-4931 長岡市 見附市 小千谷市 出雲崎町
魚沼保健所 025-792-8614 魚沼市
南魚沼保健所 025-772-8137 南魚沼市 湯沢町
十日町保健所 025-757-2402 十日町市 津南町
柏崎保健所 0257-22-4161 柏崎市 刈羽村
上越保健所 025-524-6132 上越市 妙高市
糸魚川保健所 025-553-1936 糸魚川市
佐渡保健所 0259-74-3407 佐渡市
新潟市こころの健康センター 025-232-5560 新潟市
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