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新潟県ホーム の中の健康・医療・衛生の中の今どきの、猫の飼い方
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今どきの、猫の飼い方

2014年01月04日

よりよいキャットライフを楽しむために・・・

 新潟県内も都市化が進み、ネズミを捕る目的で猫を飼う人はめっきり少なくなりました。猫に「癒し」を求める人が増え、家族の一員として飼う方が増えてきました。
 一方、猫に関する苦情や相談も毎日のように寄せられています。
 また、飼育用品も進化し、猫を飼っていても「猫臭くない」家が増えています。
 そんな「今どき」の猫の飼い方について、多くの方に知っていただきたいと思います。
今どきの猫の飼い方 チラシ(PDF形式  2194 キロバイト)

1 今どきは、完全室内飼育

 「外に出してあげないとかわいそう」と思う方も多いと思いますが、猫は狭いなわばりでもストレスなく生きていける動物です。室内飼育の猫は増えていますが、猫がストレスを感じて病気になったという話はなく問題なく順応できています。
 登り降りの運動ができる場所と外が見える窓が大好きですのでそんな場所を用意してあげましょう。猫が好きな爪とぎを用意すれば、家具が傷つけられることもありません。
 外に出る猫は、交通事故や病気のリスクが高く、寿命は室内飼育の半分くらいとも言われています。(県内では毎年10,000匹くらいの猫が交通事故で亡くなっていると推計されます。)
 また、最近の飼育用具は進化していてトイレの始末も大変簡単ですし、家の中で飼ってもフン尿のニオイがしなくなりました。猫は大変きれい好きです。トイレはこまめに掃除してあげてください。

室内飼育のメリット
 ① 交通事故に遭わない
 ② フン尿や鳴き声で近所迷惑になることがない
 ③ 猫が病気にかかりにくくなり長生きできる

2 今どきは、不妊去勢手術をして飼う

 「手術するのはかわいそう」、「自然に任せるのがいい」などの意見もあるようですが、実際には手術をした方が、猫も飼い主さんもストレスなく幸せに暮らせます。
 大人のオス猫は、非常に強い臭いのする尿をあちこちに吹きかけるマーキング(スプレー行動)をしますが、去勢手術すればしなくなり、室内飼育しやすい猫になります。
 発情期のメス猫は甲高い大きな声で鳴き続けます。この時に根負けして外に出してしまうと、ほぼ100%妊娠します。猫の妊娠期間はわずか60日、環境が良ければ年2~3回妊娠し、1回に4~8匹生まれます。
 不妊去勢手術は、猫が大人になる(生後6ヶ月くらい)までに行うと、オスやメスとしての行動を起こさず、室内飼育に適した猫になってくれます。

 生まれてきた子猫の飼い主をすべて見つけることは大変難しく、たくさんの子猫たちが処分されています。かわいそうだからと責任の持てない命の繁殖を許すことは、何の罪もない命を奪うことと同じなのです。
(平成24年度に県内で致死処分となった猫は2,167頭です。)

不妊去勢のメリット
 ① 子供が生まれることがない
 ② オスはスプレー(マーキング)行動をしなくなる
 ③ 発情期特有の大きな鳴き声がない
 ④ 「恋人より飼い主が大好き」で生涯を過ごすことができる

3 今どきは、首輪と迷子札

 「外に出さないんだから着けない」という飼い主さんもいらっしゃいますが、動物愛護センターには、「猫がいなくなった」という相談が毎日のように寄せられます。
 猫がいなくなった理由としては、玄関が開いていた、窓を閉め忘れたなど飼い主さんのちょっとした不注意です。
 「もしも」の時に猫が帰ってこれるように迷子札を着け、飼い主の名前と電話番号がわかるようにしておきましょう。

4 今どきは、きちんとワクチンを接種して飼う

 猫の感染症には様々なものがあり、子猫の時にかかると死んでしまうこともあります。しかし、その多くは予防接種(混合ワクチン)で防ぐことができますので、必ず受けさせるようにしましょう。
 屋外にいる猫は様々な病原体を持っており、それらの猫とのケンカや、ふん・尿・唾液などを介した間接的な接触で感染しますので、猫を外に出すのは大変危険なのです。
 室内飼育でも、猫カゼのウイルスを飼い主が持ち帰ることもありますので、混合ワクチンの接種をおすすめします。

★ 混合ワクチンで防げる病気
① 猫汎白血球減少症(FPV)
 パルボウイルスによる主として腸炎症状を起こす感染症で、幼猫の死亡率が高い。経口(糞便で汚染された体を舐めることや、糞便により汚染された食物の摂取)・経気道感染(飛沫を吸い込むなど)等により伝播する。ウイルスは感染力が非常に強く、人間の靴に付いて運ばれることもあり、室内飼いでも注意が必要。
② 猫ウイルス性鼻気管炎(猫カゼ)
 ヘルペスウイルスによって起こる伝染性呼吸器疾患。感染猫の唾液やくしゃみなどの飛沫により経気道感染する。
③ 猫カリシウイルス感染症(猫カゼ)
 カリシウイルスによる伝染性呼吸器疾患。感染猫の唾液やくしゃみなどの飛沫により経気道感染する。
 この3つの感染症は、3種混合ワクチンで予防できます。
 通常、生後2ヶ月過ぎに1回、さらに1ヵ月後にもう1回接種することにより免疫が高まり、以後毎年1回接種すれば免疫が維持できます。
 室内飼育の猫でも、飼い主がウイルスを持ち込むことがありますので、予防が必要です。

★ 単独接種のワクチンで防げる病気
④ 猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
 レトロウイルスの一種により白血病(リンパ肉腫)を起こす感染症。経口・経気道・咬傷などにより感染する。
⑤ 猫免疫不全ウイルス感染症(FIV:猫エイズ)
 レトロウイルスの一種により起こる感染症。別名「猫エイズ」とも言われる。喧嘩のときの咬傷などにより感染する。犬や人には感染しない。人のエイズ同様、免疫力を低下させる。症状としては難治性の貧血、口内炎、肺炎等がある。治療法はなく発症すると完治することはない。

★ 予防法も治療法もない病気(※完全室内飼いで感染を防ぐことができます!)
⑥ 猫伝染性腹膜炎(FIP)
 コロナウイルスによる伝染性疾患で、腹膜炎だけでなく種々の臓器が冒される。感染源は感染猫の尿などである。治療法はなく発症すると完治することはない。

5 その他に注意することは・・・

 キャットフードは猫の年齢や病気に合わせたフードを与えましょう。市販されているキャットフードは、猫に多い下部尿路疾患やタウリン欠乏に配慮した総合栄養食です。それ以外のものを食べさせると逆に栄養が偏ったり、肥満になったりするので、フード以外のものは与えないでください。
 不妊去勢手術をした猫は太りやすいので、猫じゃらしなどで遊んであげましょう。また、抜け毛が気になる場合は、こまめにブラッシングしてあげましょう。

子猫を迎えたら・・・(子猫の飼い方)

 子猫を迎えた日は、親や兄弟とはなれた寂しさと環境の変化にとまどっています。子猫は、とても不安です。落ち着くまで、暖かくしてゆっくり休ませましょう。慣れてくればケージから出てきます。ストレスになりますので、慣れないうちに触り過ぎないようにしましょう。(子どものかまい過ぎに注意!)遠くからそっと観察し、具合が悪そうだったら早めに動物病院に連れて行ってください。
《エサ用と水用の容器》
 使わなくなった深い小皿でもかまいません。
《トイレ》
 トイレには市販のトイレ砂が便利です。トイレの容器は猫が乗り越えられる深さの容器なら何でもかまいません。気持ちよいトイレがあれば、自然にそこでするようになります。猫の様子を見ていて、そわそわしたり、床を引っかいたりしだしたらトイレに連れて行ってあげましょう。猫は自分の尿の匂いがする場所に、いつも排泄する習性がありますから、何度か繰り返すうちに自分からトイレに行くようになります。
 トイレを置く場所は静かな場所にしましょう。あまり騒々しい場所に置くとストレスとなってトイレで排泄しなくなることもあります。また、汚れたトイレでは排泄しませんからこまめに掃除してあげましょう。
《エサ》
 子猫には子猫専用のフードをあげましょう。あげる量は、猫の体重とフードの表示を見て決めてください。食事の回数は、小さいうちは3~4回、大きくなったら2回でよいでしょう。ドライフードを食べない(食べられない)場合は、缶詰やふやかしたドライフードなどの軟らかい、食べやすいものをあげてください。
《寝床》
 ケージやダンボールに使わなくなったタオルや毛布を敷き、暖かくしてあげましょう。子猫は寒さにとても弱いので、冬場は暖房やペットヒーターを活用しましょう。
《爪とぎ器、爪切り》
 猫には爪を研ぐ習性があります。心地よい爪とぎ器があれば、柱やソファーで爪を研ぐこともないでしょう。また、爪を切っておくことで、爪とぎで壁をボロボロにされたり、引っかかれて怪我をすることも少なくなります。爪切りが嫌いにならないよう、無理に抑えつけて切るのは避けましょう。
《ブラシ》
 小さい頃から慣らしましょう。換毛期がありますのでその頃は特に念入りにブラッシングする必要があります。猫は自分でなめて毛づくろいをする習性があり、ブラッシングを怠っていると舐めて飲み込んだ毛により、便秘になったり毛玉を吐いたりします。
《キャリーケース》
 病院などに連れて行くときに重宝します。安全に猫を運ぶことができます。
《猫のおもちゃ》
 猫じゃらし等で遊んであげましょう。スキンシップをとることが出来るだけでなく、猫の運動にもなり、ストレスの軽減にも効果があります。

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