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環境影響評価方法書に対する意見
平成23年10月3日付けで送付された、「新潟港(西港区)公有水面埋立事業 環境影響評価方法書」について、環境影響評価法第10条第1項の規定に基づき、環境保全の見地から下記のとおり意見を述べます。
記
- 水環境について
事業予定地の南西に位置する船江町浜海水浴場は、地域の憩いの場として利用されており、当該海水浴場の水質への影響として、浮遊ゴミの集積並びに海水浴場の水質指標である化学的酸素要求量の変化について、予測及び評価を行うこと。 - 動物・植物・生態系について
- 生物種に関する調査に当たっては、文献及び現地調査のほか、有識者へのヒアリングを行い、現状把握に努めること。
- 動物に係る環境影響評価に当たっては、鳥類の生息状況の変化についても、類似事例等により予測及び評価を行うこと。
- その他
堤防及び護岸の構造・施工方法、浚渫土砂の埋立方法、環境保全対策などの具体的な事業計画は現在検討中としているが、環境影響評価準備書の作成に当たっては、事業計画を可能な限り確定し、予測及び評価を行うこと。