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環境影響評価準備書に対する意見
平成19年2月7日付けで送付された、三条市し尿処理場建設(新設)事業に係る環境影響評価準備書について、新潟県環境影響評価条例第20条第1項の規定に基づき、環境保全の見地から下記のとおり意見を述べます。
記
- 現況調査において車両による騒音が環境基準を超過していることを踏まえ、車両の搬入時間、搬入経路等を十分検討し、騒音の低減を図ること。
- 施設からの漏洩及び放流水からの悪臭による環境影響については、予測及び評価の結果に不確実性があることから、事後調査を行い、供用開始後の環境の状況を把握すること。
- 地下水揚水による地盤沈下について
- 井戸の揚水深度については、周辺井戸の状況、計画地の地質の状況を踏まえ、地層収縮量が少なくなると予測される深度とすること。
- 消雪用地下水の利用に当たっては、機械除雪など他の除雪方法の採用を含め、地下水揚水量削減のための対策を検討すること。
- 緑化計画については、日本海要素植物を主に、現存植生及び潜在植生を考慮して、植栽計画を検討すること。
- 廃棄物等については、資源化(堆肥化)について具体的計画を示した上で、予測及び評価並びに環境保全措置の検討を行うこと。