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環境影響評価方法書に対する意見

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0474721 更新日:2022年4月1日更新

 平成15年11月10日付けで送付された、新田清掃センター焼却施設(更新)に伴う環境影響評価方法書について、新潟県環境影響評価条例第10条第1項の規定に基づき環境保全の見地から下記のとおり意見を述べます。

  1. 総括的事項
    1. 事業計画
      施設規模及び排ガスの諸元等について、変更する可能性があるとしているが、準備書作成に当たっては、事業計画を可能な限り確定し予測及び評価を行うこと。
    2. 環境影響評価の項目の選定
      計画地周辺の水田では、ハクチョウ類の採餌場としての利用が見られることから、工事の実施に伴うハクチョウ類への影響に注目し、動物の調査、予測及び評価を行うこと。
  2. 個別事項
    1. 水質
      • ア 工事中の降雨時における浮遊物質量について、定量的予測を行うとしているが、これらの予測値を活用することとし、環境基準等を準用するなど目標を設定し評価を行うこと。
      • イ 工事中に揚水された地下水は沈砂池を経由して放流される予定であるが、その際の浮遊物質量について準備書に示すとともに、必要に応じ河川等への影響について予測及び評価を行うこと。
    2. 地盤沈下
      工事中の揚水による地下水位低下が考えられる場合は、地盤沈下の有無に関わらず、低下の程度及び期間を予測し、示すこと。
    3. 景観
      現有施設跡地の利用方法及び緑化計画に関する基本的な考え方を反映した予測及び評価を行うこと。
    4. 廃棄物
      新潟市の一般廃棄物(ごみ)処理基本計画における最終処分目標値との整合について評価すること。
    5. 建設工事に伴う副産物
      搬出される残土の発生状況に加え、搬入土量を含めた土量収支予測を示し、評価すること。
    6. 温室効果ガス等
      二酸化炭素等の排出量の定量的予測結果については、新潟市地球温暖化対策率先実行計画に示される目標を踏まえて評価すること。
    7. 準備書においては、次ぎの事項について記載を加えることが必要である。
      • ア 施設規模(処理能力)の詳細な設定理由。
      • イ ごみ固形燃料(RDF)の製造・利用が事業計画に含まれていない旨。
      • ウ 新施設におけるサーマルリサイクル計画の概要。
      • エ 事業実施に伴う地下水汚染の可能性がない旨。
      • オ 新田清掃センター敷地内及び周辺における土壌中のダイオキシン類濃度の既存調査結果。
      • カ 計画地周辺における動物の生息・分布として、地域の特徴的な種であるオオハクチョウ、コハクチョウ、ヒシクイ及びエチゴモグラの状況。
  3. 環境影響評価準備書作成に当たっては、方法書よりもさらに、その記述が専門的な内容を含み、かつ、大冊となることから、閲覧者に対しできる限り理解しやすいものとなるよう配慮すること。

 

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