本文
【上越】6月19日、21日放送分「薬物乱用の防止」
今日は、健康福祉環境部の村松が聞き役で、健康福祉環境部の金子さんから、「薬物乱用の防止」についてお話をお聞きしました。
大麻や覚醒剤による事件が後を絶ちませんね。
はい。最近でも、有名人による大麻の所持や覚醒剤の使用で検挙者が出ています。
乱用される薬物で最も検挙者の多いのが覚醒剤によるものです。
また、覚醒剤についで多いのが大麻によるもので、平成26年以降、3年連続で増加しており、平成28年は前年から500人以上も増加しました。
薬物の種類には、覚醒剤や大麻のほかにどのようなものがあるのですか。
はい。大麻や覚醒剤のほか、麻薬、あへん、危険ドラッグなどがあります。
薬物を乱用したことによる体への影響には、どんなものがありますか。
乱用される薬物によって症状は様々ですが、一般的には、気分が高揚したり、幻覚や幻聴などの症状が現れます。また、乱用をやめると激しい疲労感やゆううつ感に襲われます。
数年前に、乱用がたびたび報道された危険ドラッグも同じ症状なのでしょうか。
危険ドラッグには、どんな物質が含まれているかわかりません。そのため、薬物乱用の一般的な症状にとどまらず、錯乱状態に陥ったり、中毒死してしまうこともあり、大変危険な薬物です。
薬物の乱用をやめることは難しいのでしょうか。
乱用される薬物の共通の特徴は、依存性が強いという点です。使用を中断すると、禁断症状が現れ、簡単にはやめられません。たとえやめられたとしても、ささいなストレスなどで、突然幻覚などが再発することがあります。
では、薬物乱用を防ぐためにはどうしたらいいですか。
何よりも大切なのは「断る勇気」です。友達や先輩から誘われて、好奇心や、仲間外れにされたくないといったきっかけから薬物乱用に染まったケースが多く報告されています。きっぱりと断る勇気を持ちましょう。
6月20日から7月19日までは、薬物乱用「ダメ。ゼッタイ。」普及運動期間です。健康福祉環境部では、6月27日水曜日午後4時から、高田駅前でポケットティッシュの配布などを行い、薬物乱用による体への悪影響などの正しい知識を身につけていただくことを呼びかける街頭キャンペーンを行います。
薬物乱用についての相談窓口はありますか。
はい。健康福祉環境部医薬予防課で薬物相談を受け付けています。電話番号は025-524-6134です。
薬物に関する相談・お問い合わせは、健康福祉環境部医薬予防課、電話番号025-524-6134ですね。
自分には関係ない、わたしは大丈夫と思わずに、みんなで薬物乱用防止に取り組んでいきましょう。
今日は、「薬物乱用の防止」についてお伝えしました。来週もぜひお聞きください。