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【上越】結核について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0046310 更新日:2019年3月29日更新

Q1.結核はどのようにしてうつりますか?

A.結核菌を吸い込むことでうつります。
結核菌を痰の中に出している結核患者が、咳やくしゃみをしたとき結核菌が空気中に出て、その空気を吸い込むことによってうつります。
吸い込んだ菌は大部分が気管支等に引っかかり、体の外に運び出されますが、肺胞に入ってしまった菌が発育を始めた状態をうつった(感染)といいます。
でも、痰の中に菌を出していない軽い結核の場合には、人にうつす恐れはありません。

Q2.うつればすぐ発病しますか?

A.感染しても発病するとは限りません。
うつれば必ず結核になるわけではありません。
結核菌が体の中で発育を始めても、人体には体を守る働きがあって、菌を体の力で押さえつけます。菌を吸い込んでも感染しても、発病するのは10人に1人から2人程度です。
また、潜伏期間は6ヶ月~2年位が多いですが、数十年してから発症することもあります。

Q3.結核を発病したときはどんな症状ですか?

A.風邪の症状に似ています。
結核を発病したときの症状は風邪の症状に似ています。
せき・たん、微熱・寝汗、体のだるさ等が続き、風邪と間違えやすいものです。
咳等の症状が2週間以上続いたら医療機関に受診しましょう。
なお、高齢者は典型的な症状がなく、食欲低下や体重減少(半年で5kg程度)することもあります。

Q4.どんな時に結核を発病しやすいのでしょうか?

A.免疫力が弱ったとき発病しやすくなります。
過労が重なったり不規則な生活が続いて免疫力が低下した時、結核菌を吸うと発病しやすくなります。また、ほかに、次の人も注意が必要です。
糖尿病の人・人工透析を受けている人・胃を切除した人・副腎皮質ホルモン剤や抗ガン剤を長く服薬している人・じん肺の患者・強い精神的ストレスを受けた人
また、近年は高齢者の結核患者が増えています。昔、結核が流行していた時代に感染し、高齢になり免疫力が低下して発症することが多いと考えられています。

Q5.結核と診断されたら治療は?周囲の人は?

A.結核の治療は抗結核薬(3~4種類)を6~9ヶ月間服用します。痰から菌が出ているような重症の場合は、専門の病院に入院していただくことがありますが、菌が出なくなれば外来で治療を続けます。なお、治療費等は公費の対象になります。詳しくは医療機関か保健所にお問い合わせください。
結核と診断した医師は直ちに保健所に届出をすることになっていいますので、届出に基づき保健所は本人や周囲の方からお話を聞いて、接触の多かった方には必要に応じて健康診断を行います。

Q6.結核は予防できますか?

A.免疫力が低下しないよう規則正しい生活を送りましょう。過度な運動や睡眠時間の十分な確保、バランスのとれた食事を心がけましょう。
定期的に健康診断(年1回の胸部X線検査)を受けましょう。また、2週間以上咳や痰が続く場合は、マスクを着用して早めに医療機関を受診しましょう。早期発見は本人の重症化と大切な家族や職場への感染拡大を防ぎます。
乳幼児はBCG接種が有効です。生後5~8ヶ月までに受けましょう。

Q7.結核に関する相談はどこに?

A.結核に関するご質問、お問い合わせは上越地域振興局健康福祉環境部(上越保健所)医薬予防課保健予防係までご連絡ください。
Tel: 025-524-6134

外国の方で困っている人がおられたら「外国人結核電話相談(韓国語・中国語・英語)」へご相談ください。
Tel 03-3292-1218 毎週火曜日 午前10時~12時 午後1時~3時
Fax 03-3292-1292(常時受け付け)

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