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梅と桜と良寛と~梅桜を愛でる良寛の歌と、県央の観梅・観桜の名所を紹介します
日に日に、春の近づきを感じる頃となりました。
梅や桜は、日本の春の花木の代表格かと思いますが、県央地域にも、梅と桜の名所がいくつかあります。
県央地域は、良寛ゆかりの地でもあります。
梅や桜を詠んだ良寛の和歌と、県央地域の観梅・観桜の名所をいくつかご紹介します。
あしびきのこの山郷の夕月夜ほのかに見るは梅の花かも~田上町梅林公園
田上町にある梅林公園には、白梅、紅梅、枝垂れ梅などの様々な梅の木が植えられています。
毎年、4月の第1日曜には、「田上うめまつり」が開催され、多くのお客さんが訪れ、色とりどりの梅と、その香りを楽しんでいます。
「あしびきのこの山郷の夕月夜ほのかに見るは梅の花かも」という良寛の和歌があります。
満月の明かりに照らされた梅林公園の白い梅の花々は、さながら春の夜の蛍のように映るかもしれません。
色とりどりの梅が咲き並んでいます。【平成29年4月1日撮影】
紅梅と白梅が重なる景色もまた美しいです。【平成29年4月1日撮影】
咲き誇る枝垂れ梅は、まるで、紅いゆきだるまのようです。【平成29年4月1日撮影】
梅の花は豊かな香りで、その香りを楽しむ良寛の歌もあります。【平成29年4月1日撮影】
田上うめまつりのHPへ(田上町HP)<外部リンク>
いざ子ども山べにゆかむ桜見に明日ともいはば散りもこそせめ~燕と弥彦の桜並木
「いざ子ども山べにゆかむ桜見に明日ともいはば散りもこそせめ」は、良寛が桜を詠った和歌の1つです。
桜の花があっという間に散ってしまう寂しさと、子供達の元気の良さを感じ取れる、いかにも良寛らしい歌だと思います。
燕市には、日本さくら名所100選に選ばれている大河津分水の桜並木があります。
毎年、4月の第3日曜日には、3人のおいらん役が桜並木をねり歩く「つばめ桜まつり分水おいらん道中」が開催されます。平成30年は4月15日の開催です。
そして、JR分水駅に咲く桜の古木も見事です。
平成30年は、4月7日から22日までの間、分水駅や大河津分水などで夜桜のライトアップが予定されています。
また、弥彦村にあるJR弥彦駅周辺と弥彦公園も桜の名所です。
弥彦公園は、早咲き、遅咲きの桜を植えていますので、5月になっても桜を楽しむことができます。
これらのスポットには、毎年多くのお客さんが、桜を楽しみに訪れます。
道の駅や日帰り温泉、農産物直売所などの観光施設もありますので、是非、お越しください。
つばめ桜まつり分水おいらん道中。約60人の行列が桜並木の下をねり歩きます。【平成29年4月16日撮影】
3人のおいらん役が桜並木を華やかに彩ります。【平成29年4月16日撮影】
JR分水駅の桜。樹齢100年以上と言われています。【平成29年4月14日撮影】
分水駅の夜桜と電車【平成29年4月13日撮影】
つばめ桜まつり分水おいらん道中のHPへ(燕市観光協会HP)<外部リンク>
JR弥彦駅の桜並木です。駅舎とマッチしています。【平成29年4月15日撮影】
弥彦駅前の桜並木が、電車でお越しのお客さんを出迎えます。【平成29年4月15日撮影】
弥彦公園に行く道にも桜の古木が並び、桜のトンネルの中を歩いているようです。【平成29年4月15日撮影】
彌彦神社櫻苑に咲く寒緋(かんひ)桜。早咲きの桜です。【平成29年4月9日撮影】
- 弥彦公園のHPへ(弥彦観光協会HP)<外部リンク>
- けんおう放浪記のページへ