本文
初めての研磨、初めての指導~三条テクノスクール溶接科の金属研磨実習
県立三条テクノスクールの溶接科では、溶接の次に行う研磨やプレスなどの作業がしやすい溶接を意識してもらうことと、訓練生の就職の幅を広げることを目的にした金属研磨実習・プレス実習を行っています。
平成30年2月26日には、訓練生13名が午前7名、午後6名の2班に分かれて、金属研磨実習を行いました。
講師は、にいがた県央マイスターの高橋薫さん。
そして、1年程前から高橋マイスターの事業所に勤務している小林元気さんも訓練生の指導に初めて加わりました。
訓練生は初めての金属研磨体験。
自分達が旋盤をして作ったステンレス製のペン立てを磨き上げ、「そもそも手作業が好き。思ったより難しく、最初は上手くできなかったが、だんだんコツをつかんで上手くできたと思う。楽しかった」と感想を述べていました。
また、今回初めて本格的に研磨技術を指導した小林さんは、「最初の頃の自分を思い出しました。技やコツを上手く説明するのは本当に難しいが、この1年で学んだことを再確認した良い機会でした」と語っていました。
金属研磨実習の様子
時折、高橋マイスターが熟練の技を披露
小林さん(写真左)も出来具合をチェック。どこまで磨けば十分かの見極めは難しいとのこと。
訓練生がケガをしないよう、高橋マイスターも小林さんも見守っています。
仕上がり具合を見て、思わずニッコリと。
教材のペン立て。右は研磨前、左は研磨後。輝きが違います。