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次を知ることで、良い溶接を~三条テクノスクール溶接科の金属研磨作業実習を県央マイスターが指導

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0057186 更新日:2019年3月29日更新

実習の様子の画像
実習の様子

三条テクノスクールの溶接科では、同校ならではの特徴あるカリキュラムとして、就職の幅を広げることを目的に、研磨やプレスなど溶接の次に行う作業の実習も行っています。

約半年間の溶接訓練の中で、研磨作業実習を2回実施。平成29年3月17日の午前中には、5人の訓練生が実習をしました。教材として研磨したのは、他の訓練生が溶接をしたステンレス製のサイコロ状の物体です。

訓練生からは、「溶接はほとんど力はいらないけど、研磨は製品を押えつける力が必要。だけど、溶接や研磨は、作ったものの良し悪しが目に見えるし、集中してできるので、楽しい」との感想が聞かれました。

にいがた県央マイスターが実習指導

訓練生の指導は、県央地域におけるものづくり職人の達人中の達人「にいがた県央マイスター」の1人、高橋薫さんが行いました。
高橋マイスターは、時折、ユーモアを交えた指導を行うので、訓練生からも「面白く、楽しい」と好評。
ユーモアだけでなく、「好奇心を持って色々な事にチャレンジすると、能力に幅が出る。勉強した人間が勝つ」、「ものづくりにとって、好奇心と発想は重要。分からないことやできないことがあれば、人に尋ねるか、自分で調べて、必ずメモすることが大事」と、職人の大先輩として、訓練生の将来に向けたアドバイスをしていました。

真剣な様子の訓練生に対して、マイスターの指導にも熱が入りますの画像
真剣な様子の訓練生に対して、マイスターの指導にも熱が入ります。

「上手くできたり、ほめられたりすると嬉しい」と、訓練生はものづくりの楽しみを感じていますの画像
「上手くできたり、ほめられたりすると嬉しい」と、訓練生はものづくりの楽しみを感じています。

指導の一つとして、訓練生の出来栄えを他の訓練生にも見せますの画像
指導の一つとして、訓練生の出来栄えを他の訓練生にも見せます。

研磨をしたステンレス製の教材の画像
研磨をしたステンレス製の教材

終了後の質問コーナーでも笑いが起きますの画像
終了後の質問コーナーでも笑いが起きます。

三条テクノスクールの榎本静香指導員は、「高橋マイスターは、良し悪しをはっきり言ってくれるし、研磨以外に働くことについても語ってくれるので、訓練生も良い刺激をたくさんもらえたと思う」「実際に自分達が研磨作業をすることで、欠陥のない溶接の大切さや、必要以上に溶接材を盛らないことなど、次の工程を考えた溶接を行うとともに、自分が仕事をした製品が消費者の手に渡ることを意識するようになってほしい」と、訓練生の今後の成長に期待しています。

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