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【三条】「学生災害食セッション」を開催しました

2017年04月03日
 新潟県三条地域振興局健康福祉環境部では、平成29年3月28日(火)新潟県立大学において、平成28年度の公衆栄養学臨地実習(保健所実習)で受け入れを行った新潟県立大学健康栄養学科3年生及び新潟医療福祉大学健康栄養学科3年生が参加して「学生災害食セッション」を行いました。
 このセッションは、両大学の学生交流とそれぞれの学生が大学単位で実習期間中に作成した「家族4人分のアレルギー対応(特定原材料7品目除去)の災害食2日分」を合体させ、今後の活用の方策について検討することを目的に企画しました。
 当日は、両大学の学生6名が参加しました。

平成28年度公衆栄養学臨地実習の概要(課題検討)

 三条地域振興局健康福祉環境部では、平成28年度の公衆栄養学臨地実習において「学生が考える食の防災・減災対策」とした課題検討を取り入れました。
 自然災害における被災地域の現状を知り、これまで新潟県が行ってきた災害時栄養・食生活支援活動の現状と災害食の普及・定着化に向けた取組を研修しました。また、被災時の食の確保を行うためのスキルを身につけるため、パッククッキング体験も行い、検討したメニューを実習し試食も行いました。今回のセッションには実習期間で作成したメニューを両大学の学生さんが持ち寄っての検討となりました。
臨地実習の様子(平成28年10月)

1 学生交流・意見交換

 はじめに全員で自己紹介を行い、2つの大学が実習期間中に検討した結果についてお互いに発表し合いました。
<検討課題>
災害発生初日から4日までの家族4人分のアレルギー対応の災害食(特定原材料7品目除去)を考える
<災害時の状況設定>
① ライフラインが停止している
② 支援物資は届かず家庭での備蓄食品のみで作る
③ 特定原材料7品目を除く
④ カセットコンロ、鍋、加熱用の水、ポリ袋の備蓄あり
⑤ (発生初日は)冷蔵庫内の食品を積極的に使う
  以降は常温で保存している食品を使う
⑥ 家族4人が同じものを食べる
 実習期間中を振り返り、実習の内容やメニュー検討のプロセスについて両大学の学生さんが意見交換を行いました。

・三条市水防学習館での研修では、自分自身が住んでいる地域が取り上げられており身近に感じた。
・被災経験があまりないため、考えた献立が本当に使えるのかどうかわからない。心の余裕があるかどうか、実習の中で迷った。
・(メニューを検討する際に)食材だけでなく調味料についてもアレルギー対応になっているかを確認して検討した。
・(パッククッキングを行うにあたり)水の使用量について検討しておく必要がある。

 など様々な意見が出されました。
 これらを踏まえ、再度自助・共助・公助の観点での備えと、避難する際の食の確保(避難所にはできるだけ手ぶらで避難しない、食料をもって避難する)を確認しました。

2 災害食体験

 今回のセッションに合わせて、実習期間中には行わなかった災害食体験を行いました。
 今回の体験はアレルギー対応食ではありませんでしたが、災害時ライフラインが停止し、お湯が沸かせない状態でも食べることができるように、常温保存のアルファ化米やカップ麺に備蓄しているお茶や野菜ジュース、ペットボトルの水を加える主食づくりを体験しました。
 初めは食べられるのかどうか半信半疑でしたが、実際に試食してみた感想は
・とてもおいしかった。
・災害時お湯が沸かせなくてもご飯やカップ麺が作れるのは便利。
・お茶とアルファ化米の相性はとてもよかった
・カップうどんは夏場に食べる冷やしうどんのようにおいしかった。
・災害時には発想を柔軟にすることも大切
などが挙げられました。
常温保存の食品を使った災害食づくりと試食、右の2つはカップ麺+野菜ジュース、カップうどん+水

3 今後の展開・まとめ

 災害食試食の後、両大学が検討したメニューを合体させ、アレルギー対応食4日分の災害食メニューが完成しました。
 このメニューを活用する場面や内容を検討した結果、次のような案が出され、今後検討していくことになりました。

・大学祭で日赤奉仕団と連携してブースを作り、災害食の試食提供を行う。
 (できれば両大学で連携して)
・学部のホームページでメニューを紹介する。
・新潟県庁ホームページでメニューを紹介する。
・地域振興局の災害関連事業で試食の提供を行う。
新潟県立大学健康栄養学科及び新潟医療福祉大学健康栄養学科3年生の皆さん
 本年平成29年は平成19年7月に発生した新潟県中越沖地震から10年となります。新潟県三条地域振興局では、災害の経験と知識を次の世代へ引き継ぐ取組を今後も進めていきます。
学生が検討した災害食メニュー(4人家族4日分)(PDF形式  1079 キロバイト)

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