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地熱発電の導入可能性調査

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0056789 更新日:2019年3月29日更新

 県では、全国で3番目に多い温泉資源を活用した、小規模バイナリー地熱発電設備導入の可能性について調査し、本県における導入モデルを検討しました。

  1. バイナリー地熱発電とは
    80~150℃の蒸気や熱水を熱源に、アンモニアなどの低沸点の媒体を加熱・蒸発させ、この蒸気でタービンを回し発電する方式です。通常の蒸気発電に使われる地熱より低い温度、または小規模な蒸気・熱水が利用可能で、温泉に適用できる可能性があります。
    バイナリー発電は、既存の温泉井を利用して発電を行うことから、温泉の枯 渇に結びつく懸念がありません。また、多数の高温温泉では、温泉成分を薄めないまま、浴用温度まで下げることに苦慮しているが、バイナリー発電により浴用利用できない50℃以上の温度差エネルギーの有効活用が可能です。50KWのバイナリー発電により、年間150~190トン程度の二酸化炭素の削減が見込まれています。
  2. 実現可能性について
    県内150地域を調査したところ、バイナリー地熱発電において採算ラインとされている50KW以上の発電が期待できる地域は4地域です。
  3. 今後の取組について
    温泉地を有する市町村等に広く調査報告書の内容について情報提供するとともに、導入を働きかけていきます。

導入可能性調査報告書(平成22年4月)

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