新潟県ホーム の中の観光・イベントの中の【佐渡】子孫繁栄と五穀豊穣を祈って。「羽茂まつり」でたくさんの笑顔に出会えました。

 【佐渡】子孫繁栄と五穀豊穣を祈って。「羽茂まつり」でたくさんの笑顔に出会えました。

2009年06月19日
子どもたちによる御神輿(おみこし)

 6月15日。この日は楽しく、そしてユニークな「羽茂まつり」が開催される日です。
 梅雨入りが発表されたものの、この日は明るい日差しがさんさんと降り注ぎ、爽やかな青空が広がります。

 「羽茂まつり」は羽茂地区の草刈神社と菅原神社の例祭で、大神楽、つぶろさし、鬼舞、おけさ流し、大獅子などが行われるにぎやかなお祭りです。

子どもたちによる御神輿(おみこし)

街中にはたくさんの芸能が繰り出していました。

 すでに朝早くから鬼太鼓などが行われ、街中はとても華やかな雰囲気に包まれます。紅白幕に彩られた商店街を歩くと、大獅子や御神輿などに出会うことができました。

 午前10時からは草刈神社で、午前11時からは菅原神社で待ちに待った「つぶろさし」の奉納が行われます。「つぶろさし」とは、太鼓や笛などの音楽に合わせて、男根を模した棒(つぶろ)を手にした男性を中心とする登場人物が子孫繁栄と五穀豊穣を祈る神楽です。

 踊られる場所の両脇には、たくさんのお客さんがカメラを構え、踊りの開始を今か今かと待つ姿がありました。


近くで見ると大迫力!大獅子の登場です。

近くで見ると大迫力!大獅子の登場です。

若手鬼太鼓。女性が花を持って踊り、とても優しい雰囲気です。

若手鬼太鼓。女性が花を持って踊り、とても優しい雰囲気です。

しなやかな両津甚句も披露されました。

しなやかな両津甚句も披露されました。


「つぶろさし」は地域の大切な宝物です。

力強い踊りを披露する鬼たち。

 太鼓と笛の演奏が始まり、いよいよ「つぶろさし」の始まりです。

 写真は、草刈神社で行われた新潟県指定文化財「鬼舞つぶろさし」の様子を撮影したものです。(菅原神社の「大神楽つぶろさし」も新潟県指定文化財です。)

 まず始めに、赤鬼と青鬼が力強く舞い、お客さんを惹きつけます。赤鬼はチラシ棒で邪気を払い、青鬼は金棒で悪魔を払うといわれているのが納得できる、貫禄ある力強い舞です。

力強い踊りを披露する鬼たち。

本日の主役が満を持して登場!

周りのお客さんが自然と笑顔になります。

 その後、いよいよ本日の主役、「つぶろさし」(男役)と「ささらすり」(女役)の登場です。

 面をかぶり、赤い布を頭に巻いた「つぶろさし」が木製の「つぶろ」(男根)を持ってユーモラスな動きで躍り出てくると、盛んにシャッターを切る音と笑い声が響きます。その横にもう一人の主役である「ささらすり」が「ささら」(竹を使った古代の楽器)を持ち、くねくねと艶めかしく舞います。

 夢中になって見つめるお客さんのすれすれまで二人が進み出て踊るおもてなしに、歓声が上がっていました。

周りのお客さんが自然と笑顔になります。

 踊りの後もたくさんの人からポーズを求められるなど、主役の二人は終始人気を集めていました。

 この日、草苅神社の能舞台では、薪能が奉納され、一日を通して多くの人で賑わった「羽茂まつり」。佐渡が奥深い芸能に溢れる島であることを強く印象づける、すてきな一日となりました。

快く撮影に応じる主役の二人

快く撮影に応じる主役の二人