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佐渡では、4月に入るとあちらこちらから賑やかな太鼓の音が聞こえてきます。 それぞれの集落で温かい季節の訪れを祝うように春祭りが行われ、鬼太鼓や獅子舞が踊られているのです。それぞれの集落ごとに特徴があり、子どもからお年寄りまで熱い情熱を持ってお祭りに臨んでいる様子から、生まれ育った地域に心からの愛着を持っていることが伝わってきます。
今回は、4月14日(火)に相川の高千地区で行われた「北川内祭り」の様子をお伝えします。
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力強い舞
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もうすぐ出番!準備が整いました。
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午後7時半。北川内集落内の熊野神社ではすでに踊り手の方たちが衣装に着替え、少し緊張した面持ちで出番を待つ姿がありました。 この集落に伝わる伝統の獅子の舞がまもなく始まろうとしていました。
準備が整うと、神社の中にある土俵の中で踊りが始まります。この日は少し小雨がぱらつく中ではありましたが、地元の方々が次々と集まってきます。
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準備万端です。
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豆まきの踊りでお祭りはスタート!
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まずは、翁の面を付けた踊り手が豆まきの踊りを始めます。 土俵に入り、一礼すると、手足を目いっぱいに動かし始め、回転しながら踊る様子で一気に観客の目を惹きつけます。
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迫力の中にもどこか微笑ましさを感じる豆まきの舞
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次は、みずみずしい獅子の踊りです。
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豆まきの次は、獅子の踊りが始まります。踊り手は、地元の中学生と高校生の男の子たちです。
ストーリーは、一匹の女の獅子をめぐって、二匹の男の獅子がその力強さを競い合うというもの。 白い装束に身を包み、頭には獅子の頭を付け、目だけを出して鼻からお腹のあたりまでの長さがある布をまといます。腰に付けた太鼓で自らリズムを刻みながら、勇壮な中にも若い軽やかさを感じさせながら力いっぱい舞います。 そのまっすぐなまなざしには、この祭りに誇りを持っている清らかな気持ちが現れているように感じました。
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若い世代が伝統を担います。
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最後まで力強く舞います。
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途中には、「つぶろ」と呼ばれる踊り手も登場。小学生の女の子が役を務め、独特の衣装に身を包みながら、獅子たちの周りを愛らしい動きで飛び跳ねます。 時折入る笛の音や歌声が、踊りにさらに輝きを添えます。雨にもかかわらず、たくさんの観客が夢中になって見守る中、踊りは1時間ほど続きました。
この日のために、一生懸命練習してきたのでしょう。踊り手たちは、真剣ななまなざしを湛えながら、最後まで丁寧に役を務めきり、観客からは大きな拍手が送られるともに、感動のため息がもれていました。
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左側の踊り手が「つぶろ」です。
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こうした地域の宝物を守り続けている地域の皆さんの姿勢には、ひたすら敬意を表さざるを得ません。
難しい踊りを完全に自分の体に染みこませ、真摯に踊り込んでいた若者たち。伝統を守ることに若い世代が参加することで、地域には確実に活気が生まれてくるのだと感じます。これからもずっとこの伝統が後世に受け継がれていくことを切に願います。