山の斜面などの傾斜地に、階段状に造られている田んぼを『棚田』といいます。大小さまざまで数えれば千枚に達するところから『千枚田』とも言われ、ふるさとの原風景として愛されてきました。
■棚田の定義は・・・
一般的に棚田とは、傾斜地に階段状をなし、畦畔(けいはん)をつけてひらけた小区画の水田の総称ですが、農水省が1988年に実施した「水田要整備量調査」で対象とした『傾斜1/20(水平方向に20㍍進んだときに1㍍高くなる傾斜)以上の土地にある水田』を棚田として分布図を作成し、以後これが使用されるようになりました。
■棚田の役割は・・・
- 農業生産の場・・・・
- 生産性は低いですが、昼夜の温度差が大きいため、上質の棚田米が生産されます。
- 洪水の防止・・・・
- 降った雨の一部は、水田に溜められ、時間をかけて流れ出します。
- 水資源かん養・・・・
- 雨水や農業用水が地下に浸透し、下流の地域で再利用できます。
- 土砂災害の防止・・・・
- 稲作の持続により、棚田の地割れなどの荒廃が防げ、地すべりや土砂崩壊が防止されます。
- 農村風景の保存・・・・
- 都会の人達などが、心の安らぎを感じる美しい景観を残せます。