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糸魚川の農地を守れ!~糸魚川市谷根広田復興に向けての歩み~

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0055482 更新日:2019年3月29日更新

糸魚川市谷根広田地すべりの発生

平成27年4月24日、気温の急激な上昇に伴う融雪によって地すべりが発生しました。
地すべりの規模は、長さ約400m、幅約80~150m、高低差約100mであり、比較的大きなものでした。
この地すべりは、斜面上方から滑落し、中腹にある早川西側用水路、大滝用水路の2つの幹線用水路を巻き込みながら、田植え直前の水田2ヘクタールに土砂が流れ込みました。
この地すべりによる被害は、土砂の入った田だけでなく、用水路が寸断された田を含み約120ヘクタールの農地に影響がおよびました

被災直後の空中写真の画像
被災直後の空中写真

地すべりにより被災した農道の画像
地すべりにより被災した農道

応急対応について

発生後、速やかに調査を行い、地すべりの拡大の防止をする対策を行うとともに、寸断された用水路の応急対策を行いました。
これにより、地元農家は直接土砂が流れ込んだ田を除き、ほぼ例年並みの5月中旬に田植えを行うことができました。

地すべりにより被災した早川西側用水路の画像
地すべりにより被災した早川西側用水路

仮設パイプライン布設の画像
仮設パイプライン布設

地すべり防止区域指定について

今回地すべりの発生した斜面については、地すべり防止区域に指定されていませんでした。
このため、県としては、地元の要請を踏まえ、早急に地すべり防止区域に指定することにしました(平成27年10月指定)。
地すべり防止区域に指定されると、地すべり対策工を実施することができ、地元農家の安心に繋がります。

地すべり防止区域指定に向けた関係機関調査状況の画像
地すべり防止区域指定に向けた関係機関調査状況

本格復旧に向けて

地すべりにより被災した斜面や水田、用水路等の本格的な復旧はこれからになります。
地域からは早期完了を熱望されており、今後も関係者と連携し、取り組んでいきます。

※谷根広田の地すべりは、全国で見ても近年稀に見る大規模な地すべりということで、地すべり学会ホームページにおいて紹介されています。

地すべり学会ホームページはこちらからご覧になれます<外部リンク>

 

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