【新津】早出川ダム最新情報　～今日の早出川ダム（平成29年5月15日）

印刷文字を大きくして印刷ページ番号：0055093 更新日：2019年3月29日更新

こんにちは、早出川ダム管理所（新津地域整備部　ダム管理課）です。
早出川ダムでは洪水調節、特定かんがい用水などの安全･安心はもとよりダムによる地域振興を目指しています。

早出川ダムとダム周辺の最新情報を随時お伝えしていきます。

これからも「早出川ダム最新情報」へのアクセスを宜しくお願いします。

ダム管理所屋上から貯水池上流を望む　花壇には紅白の芝桜が咲いています（平成29年5月15日撮影）

ダム管理所屋上からダム堤体を望む（平成29年5月15日撮影）

早出川ダム流況・気象情報

　今日の早出川ダムの状況（9時現在）

天気　晴れ
貯水位　EL．187.82m
流入量　12.51立方メートル/s
放流量　12.50立方メートル/s
気温　18.5℃
水温　12.7℃
気圧　988.6hpa
雨量（換算・24時間累計）　0mm
積雪　0cm

表の解説

早出川ダムでは、色々な気象用観測機器があり、上表のデータは全てダム地点での観測数値です。

天気　ダム管理所から見る天気。
貯水位　ダム貯水池の水位。（数値は標高を表している。新潟県庁の地盤の標高はEL3.6m）
流入量　貯水池に流れ込んでくる河川水の量のこと。流入量を直接測定することは出来ないので、貯水位や放流量等から計算して算出している。
放流量　発電やゲート等の操作によりダムから下流に放流する河川水の量。
気温　ダム構内の百葉箱にある気温計による測定値。
水温　ダム貯水池の水面下50cmでの水温。
気圧　ダム構内の百葉箱にある気圧計による測定値。（単位のhPaは「ヘクトパスカル」と読む。地球上の海抜面の大気圧を平均した標準大気圧は1013hPa）
雨量　ダム管理所屋上にある雨量計による測定値。
積雪　ダム構内にある超音波式積雪計の測定値。

【安心・安全】ダム洪水対応演習　洪水対応の訓練を行いました。

ダムゲート操作卓での洪水対応演習状況（平成29年5月12日　撮影）

ダム洪水対応演習を平成29年5月12日（金曜日）午前8時30分から午後4時15分まで行いました。

この洪水演習は梅雨、台風等による出水期を迎えるにあたり、ダムの放流時の関係機関への通知、放流警報等の一般への周知及びダムの洪水調節を的確に行うための演習を行い、防災体制に万全を期するための訓練です。

今回の訓練では、新潟県庁、新津地域整備部、国交省阿賀野川河川事務所、五泉警察署、五泉市役所、阿賀野川左岸土地改良区連合、JR東日本、東北電力等とともに異常洪水の対応訓練を行いました。

当日は、早出川ダム管理所の職員全員で、来るかもしれない異常洪水を想定し、緊張感をもって訓練を行いました。

洪水対応演習の打合せ状況（平成29年5月12日　撮影）の画像
洪水対応演習の打合せ状況（平成29年5月12日　撮影）

当日の演習は次のような状況設定で行いました。【一部抜粋】

8時00分　『大雨、洪水注意報』が発令
8時30分　『大雨、洪水警報』が発令
9時00分　流入量100立法メートル/sを超えたため、洪水警戒体制を発令
9時20分　洪水流入量130立法メートル/sに到達
10時50分　流入量637立法メートル/s（計画高水流量70％）に到達
11時20分　『ただし書き操作』移行予告
11時50分　『ただし書き操作』申請
12時30分　『ただし書き操作』事前通知
13時00分　最大流入量1247.4立法メートル/sを確認（基本高水流量910立法メートル/s）
13時40分　『ただし書き操作』の開始
15時20分　『ただし書き操作』の終了
15時40分　洪水流入量130立法メートル/s未満になる
16時00分　流入量100立法メートル/s未満になったため、洪水警戒体制を解除

【用語の解説】『ただし書き操作』とはダムで洪水調節を行う際の特別な放流操作です。計画を超える異常洪水が発生した場合に行われます。
　洪水調節を行うダムの洪水時の放流操作は、それぞれのダム操作規則に定められていますが、このような操作については、「ただし、気象、水象その他の状況により特に必要と認める場合」と規定されているために、『ただし書き操作』と呼ばれています。

ダムゲート操作卓での洪水対応演習状況（平成29年5月12日　撮影）