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早出川ダムの概要

2014年07月28日

 早出川は、矢筈岳(標高1,257.5m)を源とし、渓谷を北西に流下し、杉川、仙見川を合わせて五泉市、新潟市秋葉区を流れ阿賀野川に合流しています。流域面積258平方キロメートル、流路延長40.6キロメートルの一級河川です。
 この早出川は、昭和33年以来、36年、41年、42年と相次いで集中豪雨により流域に大きな被害を受けたため、治水計画を再検討し、その結果、現在の地点に早出川ダムを建設し、洪水調節を行うこととしました。この計画に基づいて、昭和46年から昭和55年までの10年間かけて早出川ダムは「洪水調節」のほか「特定かんがい用水」「水力発電」の3つの目的をもった多目的ダムとして建設されました。ダムの建設にかかった事業費は113億円です。

早出川ダム管理所

1 洪水調節

ア 計画雨量及び計画高水流量
 計画日雨量は、早出川観測所資料を基に五泉観測所の値と相関関係を求め、これにより五泉の100年確率日雨量300ミリメートルに対する早出川の確率日雨量を350ミリメートルを計画日雨量に決定しています。
 降雨波形については、早出川観測所の時間雨量資料より100ミリメートル以上の日雨量について累加雨量曲線を作成し、更に昭和42年8月28日のピーク雨量21.5パーセント、4時間連続最大46.9パーセントを取り入れて降雨波形を決定しています。
 この結果、ダム基準地点(新江川合流点)における基本高水流量を毎秒2,460立方メートル、計画高水流量を毎秒1,850立方メートルと決定しています。
イ 洪水調節方式
 ダム地点での基本高水流量毎秒910立方メートルのうち、毎秒610立方メートルの調節(貯留)を行います。洪水調節方式は、常用洪水吐きゲートの一定開度方式とし、洪水調節流量を毎秒300立方メートル(毎秒260~344立方メートル)を下流に放流します。これに要する治水容量は、970万立方メートルです。

流量配分図

洪水調節図

2 特定かんがい用水

 阿賀野川流域の左岸高位部(受益面積1,467.6ヘクタール)については、これまで、早出川、能代川、五部一川、牧川、その他渓流等により用水源を求めていたが、能代川、五部一川、牧川等は流量が非常に少なく取水が不可能な状態であるため、旧村松町水戸野地先に早出川頭首口を設け用水路統合を図り(水利権も整理統合)導水路により高位部のかんがい(最大取水量毎秒5.68立方メートル)を行い、土地の高度利用によって生産性を高め農業経営の安定化を図っています。
 取水量は毎秒1.42立方メートル~毎秒5.68立方メートルです。(時期により取水量は変わります)
 かんがい容量は、早出川掛かり用水の1,467.6ヘクタールに対して、補給計算を行い、昭和41年(渇水第2位)を計画基準年とし、これに要するダム利水容量は160万立方メートルとしました。

3 水力発電

 貯留した流水を利用し、早出川ダム右岸に設ける取水口から、最大毎秒12.0立方メートルを取水し、水圧鉄管路(内径1.8メートル~1.5メートル、延長115メートル)により田川内発電所へ導入し、最大7,100キロワットの発電を行っています。
 この発電所の維持管理は新潟県発電管理センターで行っています。

田川内発電所(たこうじはつでんしょ)