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【新潟】地域を守る社会資本の現場見学会を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0054676 更新日:2015年11月12日更新

平成27年10月28日(水曜日)、県立新潟工業高校土木科1年生(40人)を対象に「地域を守る社会資本の現場見学会」を開催しました。
未来の建設業界を担う高校生に土木事業の魅力や重要性を知ってもらうため企画したもので、(1)通船川護岸改修工事現場(津島屋工区)と(2)山の下閘門排水機場を見学しました。
そのときの様子を以下に紹介します。

出発式

出発式の様子の画像
出発式の様子

県立新潟工業高校の玄関前で出発式を行いました。
見学の行程を説明して、2班に分かれて出発しました。

通船川護岸改修工事現場(津島屋工区)

通船川護岸改修工事現場(津島屋工区)の画像
通船川護岸改修工事現場(津島屋工区)

津島屋工区では、県が鋼矢板護岸から生物の生息や親水性に配慮した護岸への改修工事を行っています。

通船川整備概要の説明(県)の画像
通船川整備概要の説明(県)

最初に、県の担当者から通船川の整備概要を説明しました。
通船川の整備は、3つの工区に分けて進めており、そのうちの1つが津島屋工区です。ここでは、魚類が生息しやすいよう護岸に魚巣ブロックを採用しています。

工事概要の説明(施工業者)の画像
工事概要の説明(施工業者)

次に、施工業者から工事概要を説明しました。現場代理人から騒音に配慮した工事を行っていることや、腐食した既設矢板の引き抜きに苦労したことなどの話があり、生徒のみなさんは熱心に聞いていました。
また、地盤改良のための薬液を混ぜて固める実験を行い、濃度の違いにより固まる速さが違うことに驚いていました。

地盤改良のための機械(パワーブレンダー)の画像
地盤改良のための機械(パワーブレンダー)

薬液による固化実験をする生徒のみなさんの画像
薬液による固化実験をする生徒のみなさん

現場見学終了の画像
現場見学終了

通船川は以前の阿賀野川の河道跡で地盤が良くないため、地盤改良してから護岸改修工事を行います。
生徒のみなさんは、地盤改良工事や生物に配慮した施工などに興味を持って話を聞いていました。

山の下閘門排水機場

開会あいさつの画像
開会あいさつ

当部副部長から現場見学会の開催あいさつを行いました。
この現場見学会を通して、土木事業の魅力や重要性、学びの場である新潟市の地盤の低さなどを学んでほしい旨の話がありました。

学習の様子の画像
学習の様子

県の担当者から(1)ゼロメートル地帯と地盤沈下、(2)新潟地震と山の下閘門排水機場の建設、(3)平成10年8月4日水害について説明しました。
合わせて、降雨時の浸水区域を想定した映像を見て、改めて新潟地域の地盤の低さに驚いていました。

排水ポンプの画像
排水ポンプ

次に、排水ポンプを見学しました。山の下閘門排水機場では、通船川の水をポンプで信濃川に排水し、水位を維持しています。これによりゼロメートル地帯が広がる東新潟地域を水害から守っています。

閘門の画像
閘門

続いて、閘門を見学しました。閘門とは、水位差のある川と川を通航するための施設で、山の下閘門のような観音開きのゲートは全国的にも珍しいものです。
通船川の水位は信濃川に比べ約2メートル低いため、閘門を開けると勢いよく水が流れ込みます。
生徒のみなさんは、水位の違いや水の勢いに驚きの声を上げていました。

見学会を終えて

建設産業は地域経済を支え、県民の安全・安心な生活を守る本県の基幹産業です。
今回の見学会では、未来の建設産業を担う高校生に工事現場と地域の安全・安心を守っている施設を見学していただきました。
生徒のみなさんには、学校で学べない生の「土木事業」を体験していただくよい機会になったのではないかと思います。これからも「土木」を学び、将来は建設産業に携わっていただきたいと思います。

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