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【新潟】岡方第一小学校で水辺に関する学習が行われています
「未来に残そう!地域の宝 十二潟」 岡方第一小学校6年生
十二潟の総合学習
岡方第一小学校(新潟市)では、3年前から毎年6年生が地域の宝である「十二潟」について総合的な学習の時間で学んでいます。
今年度の6年生(19名)は、4月から次のような内容を学んできました。
- 地域の人から潟の歴史について聞く。
- 植物の専門家から潟の希少植物(アサザ、ガガブタ)について聞く。
- 潟を観察する。(水質調査、植物分布など)
- 外来種の駆除活動を行う。
- アサザの種取
- 十二潟についてのアンケート実施
- お世話になった方や地域の方をお招きしての学習発表会
※「十二潟」とは
新潟市北区岡方地区にある潟湖で、貴重な水生植物が群生する阿賀野川の最後の三日月湖です。特に十二潟のアサザは、自家受粉で種を作ることができ、他には霞ヶ浦にしかない希少植物です。
十二潟と岡方第一小学校の位置はこちらです。
位置図
新潟市立岡方第一小学校公式ブログへリンク<外部リンク>
学習の様子
潟の学習を通じて、様々な体験をしました。
植物の専門家から希少植物の説明を聞く。
水質調査の様子
十二潟の開花期(アサザ、ガガブタ)
観察後に公民館で地域の人たちと交流
十二潟学習発表会
十二潟学習の成果
発表会が以下のとおり行われました。小学生のみなさんは、1年間の学習の成果を劇にして発表しました。みんながまとまって、生き生きと発表していました。
また、会場には多くの地域住民の方々が訪れ、発表を熱心に観ていました。
右の写真は学習の成果をまとめた冊子です。とてもよくまとめられていて立派です。
発表会
日時:平成26年12月17日(水曜日)午前10時30分~午前11時30分
場所:岡方コミュニティセンター(新潟市北区)
植物の分布状況の発表
発表が終わってみんなであいさつ
十二潟学習に参加して
十二潟と当部との関わりは、当部が主催する平成25年度水辺愛護活動団体交流会で岡方コミュニティ委員会のみなさんに活動発表と現地視察を引き受けていただいたことがきっかけです。これを機に今年度「十二潟学習」参加へのお誘いをいただき、6月から参加しました。
この学習は平成24年度から「十二潟」を大切にし未来に残そうという学校と地域の思いで始められ、毎年、次の学年へと引き継がれています。
潟の歴史、希少植物の生態、潟の環境、外来種動植物、地域住民へのアンケート実施など1年間をかけた多岐にわたる活動で、小学生のみなさんはとてもたくましくなったと感じた発表会でした。
これからも地域の人々とのつながりを大切にし、「十二潟」の保全活動に携わっていってほしいと思います。