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【新潟】鳥屋野潟の湖岸堤整備に関するパンフレットを作成しました
鳥屋野潟の湖岸堤整備について説明します
表紙
鳥屋野潟湖岸堤整備は、ほとんどの地域が海抜ゼロメートル以下の鳥屋野潟周辺の地域を集中豪雨などによる浸水被害から守るため、潟の貯水機能を高めるために行います。
今回策定された鳥屋野潟湖岸堤整備実施計画は、県と市民団体等住民のみなさま、及び学識経験者と意見交換しながら、検討し策定しました。
この計画には、堤防の形状、自然環境に配慮する事項等が記載されています。
今後、この計画を基本に、測量・調査、詳細設計を実施し、湖岸堤の整備を進めていきます。
パンフレット
表紙
近年、鳥屋野潟周辺では市街化が進んでいます。県スポーツ公園の整備が着実に進むとともに、新潟市民病院などの公共施設や大型店舗などの立地が著しくなっています。
鳥屋野潟流域の概要
鳥屋野潟流域のほとんどの地域が海抜ゼロメートル地帯のため、自然排水できないことから、親松排水機場により強制排水し、住民の生活を守っています。豪雨時には、鳥屋野潟排水機場も稼動し、浸水被害に備えます。
近年の豪雨災害には、8.4水害(平成10年)があります。ピークの60分間で97mmの記録的な大雨が降り、鳥屋野潟が溢れたため、広域的な浸水被害が発生しました。
湖岸堤整備の実施方針
整備の実施方針として(1)洪水に備える器の整備、(2)自然環境、景観の保全、(3)身近な潟であるための利便性・快適性の確保があります。
安全かつ確実な貯留施設とするため、堤防高が不足している区間に新たに堤防を整備します。
湖岸堤の大きさは必要最小限とし、潟側の環境保全に努めます。
湖岸堤整備後のイメージ
(1)上沼地区、(2)小張木地区、(3)神道寺地区の現状と整備後のイメージです。
湖岸堤整備の概要
総延長6,400mの湖岸堤を整備します。湖岸堤と既存園路を接続することにより、潟を1周できる遊歩道が完成します。
鳥屋野潟の自然環境
自然環境に与える影響を極力抑えるため、動植物のモニタリング調査を適宜行い、有識者や市民の皆様等と適切な設計や施工方法を検討します。
施工に当たり、低騒音、低振動の機械を使うなど、居住環境や自然環境への影響に配慮します。
住民の皆様等との対話を重視し、整備等を進めていきます。
信濃川下流(平野部)圏域河川整備計画
鳥屋野潟は、度重なる浸水被害を解消するため、「信濃川下流(平野部)圏域河川整備計画」(平成16年8月策定)に基づき整備を進めています。
50年に1回程度発生する規模の降雨に対する浸水被害の解消を目指しています。