新潟県ホーム の中の農林水産業の中の【巻】農産物紹介 ユリ

 【巻】農産物紹介 ユリ

2010年01月14日
 ユリはユリ科の球根類で、北半球の亜熱帯から亜寒帯までの広い地域が原産で、その中には、ヤマユリ、ササユリ、オトメユリなど日本特有の品種もあります。現在はこれら原種をもとに育種がすすめられ、多様な花色、草姿、ボリュームを有する品種が揃えられています。

西蒲地域におけるユリの生産

 西蒲地域では生産されているユリの多くはオリエンタル系ユリといい、東アジアに自生するカノコユリ、ヤマユリ、タモトユリ、サクユリなどを元に交配された大輪のユリです。
 平成初頭頃から出荷が始まり、平成21年度は約25万本の出荷が計画されています(JA越後中央)。出荷期間は、5月から8月までと、10月から1月までを計画しています。

育て方

 露地の場合、10月下旬から11月上旬頃に球根を植え、6月下旬から7月下旬に開花させるのが一般的です。ホームセンターや園芸店で球根が最も出回るのも10~12月になります。春夏に冷蔵・冷凍保存された球根を入手できれば、8~11月に開花させることも可能です。
 オリエンタル系ユリは生育適温が15~25℃で、あまり日が当たらない、風通しが良く、水はけのいい場所を好みます。
 肥料は植え付け前1週間頃に窒素・リン酸・加里とも1アール当たり約1~1.5kg施用します。肥効が長いものを選ぶとよいでしょう。覆土は球根の上から10cm程度とします。秋植えの場合、春先の出芽後に、窒素・リン酸・加里を成分で1アール当たり0.5kg程度施用します。
蕾がのぞいてくる頃までは、草丈がよく伸びます。この時期は特に乾燥させないように注意してください。
ユリの主要な病害虫には、葉枯病・各種ウイルス病・アブラムシ類・ヨトウムシ類などが挙げられます。発生パターンや予防・対処できる薬剤を把握しておいてはいかがでしょうか。

楽しみ方

 ユリは、切花はもちろん庭植え・鉢植えでも楽しめる花です。多様な品種の中からお気に入りの品種を見つけてみてはいかがでしょうか。
 切花の場合、開花後は早めにおしべの葯(やく)をとって花粉がつかないようにしてください。かなり青い蕾でも適度な温度と水分があればしっかり咲ききります。