新潟県ホーム の中の農林水産業の中の【巻】産学官連携により誕生した地ビール

 【巻】産学官連携により誕生した地ビール

2010年01月06日

平成21年産新麦の地ビール品質は?

地元産大麦(ビール麦)を使用した地ビールが管内でつくられて3年目となりました。ところで肝心のビールの品質は?
ビールの「うんちく」はよくわかりませんが、今回は事務所内の反応をのせてみます。

(Aさん)「おいしかったです。年々よくなっているんではないでしょうか?」
(Bさん)「進化したんではないでしょうか? 年々いい感じです。」
(Cさん)「相変わらず変わった味のビールだね」
(Dさん)「大企業のビールとは違って、フルーティな感じが新鮮!」

 ちなみに、醸造元ビール会社の社長さんのコメントは、
「今回の新麦での仕込みは、地ビールらしい風味が出て品質は最高です」とのことでした。ということで、感じ方は人それぞれですが、耕作放棄地対策につながる地ビールです。荒れた農地が一面ビール麦に変わった姿を想像して味わってみてはいかがでしょうか?

取り組み経過

 新潟市西蒲区(旧巻町)には広大な砂丘畑がありますが、近年、生産者の高齢化等により遊休農地が増加しています。このため、平成18年8月に産学官からなる「遊休農地対策ビール麦プロジェクトチーム」を設置し、原料となるビール麦の作付けによる遊休農地拡大防止と地域農業の担い手育成等を目的に活動を開始しました。

■プロジェクトチームの構成
 産:新潟麦酒(株)
   新潟大学生協
   (株)新潟TLO
   越後中央農協
 学:新潟大学
 官:新潟市
  (西蒲区産業観光課、西蒲区農業委員会)
   新潟県
  (農業総合研究所作物研究センター、
   巻農業普及指導センター、経営普及課)

新潟麦酒株式会社のホームページへはこちらから
新潟大学農学部附属. フィールド科学教育研究センターのホームページはこちらから

ビール麦の栽培

 新潟県では、砂丘地の遊休農地を活用したビール麦栽培は県内で初めてであり、平成19年に40アール、平成20、21年には各120アールが作付けされました。品種は「ミカモゴールデン」と「小春二条」の2品種が栽培されています。

砂丘地で栽培されるビール麦

地ビールの生産

収穫された麦は乾燥調整の後、後熟(休眠)期間を経て、ビール醸造の原料である麦芽に製造されビールになります。
 平成19年度からはじまったビールづくりも、3年目をむかえました。平成21年度の新麦使用のビールは、12月15日から販売されています。
 遊休農地の解消面積約1㎡からこのビール2本が生まれ、飲めば飲むほど地元に貢献できる「トラストビール」を合い言葉に推進を図ってきました。ぜひご賞味下さい。

ビール麦の収穫風景

産学官ビールのミニデータ

 ○地場産麦100%使用
    耕作放棄地対策で作付けされた大麦を使用
 ○麦芽づくりも自家製麦
    今年からモルト(麦芽)作りも地元で行っています。
 ○瓶発酵のこだわりビール
    地元麦酒会社によるこだわり麦酒の製造方法
    古式製法の本格ビールで、日本で初めて「瓶内発酵」「瓶内熟成」
    (ドイツやベルギーなど伝統的な製造方法)
    *瓶発酵独特の酵母の沈殿があり、独特の味わいがあります。
 ○発酵方法:上面発酵