このページの先頭です メニューをとばして、このページの本文へ
新潟県ホーム の中の市町村・地域振興の中の【新潟】ふるさとレポート「和洋中なんでもござれ!五泉のさといも麺」 
本文はここから

【新潟】ふるさとレポート「和洋中なんでもござれ!五泉のさといも麺」 

2018年02月23日
 新潟地域振興局が所管している地域は、新潟市、五泉市、阿賀町です。
 「にいがたふるさとレポート」では、地域にある隠れた名所、イベントや活躍している人物の紹介など、さまざまな地域情報を紹介しています。
 今回は五泉市で食べることが出来るご当地グルメ『さといも麺』を紹介します。
五泉のさといも麺の写真
五泉のさといも麺
さといも麺の開発に中心的に関わり、現在もさといも麺のPR等に積極的に活動している、日の出食堂のご主人で、さといも麺があるじゃない会主宰の柴野秀行さんにお話を伺いました。

さといも麺って?

 五泉市特産のさといも「帛乙女(きぬおとめ)」を使ったご当地グルメです。
 もちもちとした食感と、微かに香る里芋の風味、そしてクセがなくどのような麺料理にもマッチするのが特徴です。

 2010年12月に1,000食を用意し試験販売したところ、2週間で売り切れてしまうほどの人気だったことから、2011年3月に正式販売を開始しました。

開発のきっかけは?

 さといも麺開発当時は五泉の経済が落ち込み、街全体の活気もなくなっていました。
 そんな中、頑張っている農家の方を援助し、地域に人を呼び込むことで五泉を盛り上げたいと考えました。
 当時はグルメブーム真っ只中であったことから、地元の特産である帛乙女を使ったご当地グルメを作ったらどうかと、さといも麺を開発しました。

開発にかかるご苦労などはありましたか?

 さといも麺を作るには里芋を粉末状にして麺にするだけだと単純に考えていましたが、やってみると様々な問題が発生し、試行錯誤を繰り返しました。

1.コスト問題
 里芋10kgから粉になるのは僅か1kg
 そのため、コストが高くなるということがわかりました。
 しかし、コストを無視してでもおいしい麺を作ることにこだわりました。

2.衛生問題
 里芋を粉にしたものを調査をしてもらったところ、菌が多く、このままでは食品として使えないことが判明しました。
 試験販売の時は里芋を粉にしたものを東京の会社に送り、殺菌・滅菌してもらいましたが、距離や費用の面で難があったため、近くで里芋を粉にし、殺菌・滅菌が可能な会社を探し、現在の会社を見つけました。
 なかなか滅菌・殺菌まで出来る会社が見つからず、苦労しました。

3.配合問題
 里芋を粉にしたものが多いと柔らかすぎてちぎれてしまう
 反面、里芋を粉にしたものが少ないと普通の麺との違いが分かりにくい
 このことから配合には一番頭を悩ませました。
 試行錯誤の結果、現在のさといも麺の配合に行き着きました。
 配合比率は企業秘密なため、残念ながらお教えすること出来ません。

さといも麺は2種類あるとお聞きしました

 さといも麺は五泉で作られたブランド里芋「帛乙女」を粉末状にし、麺に練り込んで作っています。里芋は五泉産100%を使用することにこだわり、完全な地産地消です。
 現在提供しているさといも麺は実は2種類あり、メニューにより使い分けています。


<オリジナル>
 その名のとおり、通常のさといも麺です。
 主にパスタやうどん、そばなどのメニューに使われています。



<ラーメンタイプ>
 オリジナルよりラーメンに合うように配合を変更したさといも麺です。
 ラーメンやつけ麺などのメニューに使われています。

左:ラーメンタイプ 右:オリジナル

さといも麺が出来てから変わったことは?

 さといも麺が出来る前はお客さんの多くが地元の方々でした。
 しかし、さといも麺が出来てからは市外・県外からお客さんが多く訪れてくれるようになりました。
 中には定期的に県外からさといも麺を食べに来てくれるファンの方もいます。

これからの抱負は?

 現在製造しているさといも麺は生麺のため、五泉市内のさといも麺提供店やイベントでしか食べることが出来ません。
 そこで、現在考えているのはさといも麺の乾麺を作ること。
 実現にはまだクリアしなければならない課題がありますが、日持ちする乾麺が作れれば、お土産として売り出すことも出来るのではないか、そうなればさといも麺が人の目に触れることも増え、知ってもらえる機会を増やせるのではないかと考えています。

最後に一言お願いします

 五泉のさといも麺は本当においしいです。
 麺自体がご当地グルメなので、各提供店でそれぞれ趣向を凝らしたメニューが提供されていて、同じさといも麺でも全く違う味を楽しむことが出来ます。
五泉を訪れたことがないという方は、さといも麺を五泉を訪れるきっかけにしてもらえたらと思っています。
 さといも麺をまだ食べたことがないという方は是非一度、食べに来てください。お待ちしています。

さといも麺があるじゃない会 主宰  柴野 秀行さん

さあ、さといも麺を食べに行こう!

 さといも麺は五泉市内にある「さといも麺提供店」もしくは各種イベントの出店で食べることが出来ます。


さといも麺が食べられるお店(13店舗)※順不同


 ・冨士屋食堂(五泉市駅前1-1-6)
 ・日の出食堂(五泉市駅前1-8-4)
 ・食堂たつみ(五泉市吉沢3-2-10)
 ・中華料理 鳳龍飯店(五泉市本町3-4-16)
 ・割烹そば処 にのみや(五泉市本町3-2-15)
 ・食堂 みちくさ(五泉市馬場町1-5-2)
 ・ぼたん食堂(五泉市本町4-4-17)
 ・中華飯店 南龍(五泉市本町4-6-21)
 ・三日月食堂(五泉市水島町4-7)
 ・ちどり食堂(五泉市太田1094-1 五泉市役所内)
 ・食堂 高原(五泉市馬下1816 馬下保養センター内)
 ・丸福食堂(五泉市馬場町1-2-6)
 ・北京食堂(五泉市吉沢1-6-23)

様々なメニューに対応するさといも麺

 営業時間などのお店の詳しい情報は「五泉グルメ館ホームページ」をご覧ください。
 さといも麺の各種イベントなどへの出店情報は「さといも麺 五泉市ご当地グルメFacebook」をご覧ください。


★☆★☆ レポーターより ★☆★☆
 柴野さんのお話からは、さといも麺に対する熱い想いと、開発にかかるご苦労が伺えました。
 取材をする中で私もいくつかさといも麺を食べましたが、どのメニューもとてもおいしく、県外から来られるというファンの方の気持ちもわかりました。
 さといも麺をまだ食べたことのない方は是非、食べてみてください。
 柴野さんにお聞きしたところ、普通の麺との違いを感じたい方はつけ麺やざるそばなどの冷たい麺メニューを選ぶと良いそうです。茹でた麺を一度水で締めるとよりさといも麺の特徴を感じるそうですよ。

 新潟地域振興局企画振興部 五十嵐