新潟県ホーム の中の市町村・地域振興の中の田んぼアートを見に行こう!

 田んぼアートを見に行こう!

2009年05月25日
新潟地域振興局企画振興部

新潟地域振興局が所管している地域は、新潟市、五泉市、阿賀町です。
 この、「にいがたふるさとレポート」では、地域にある隠れた名所やイベントなどのさまざまな地域情報を、インタビュー形式でご紹介しています。
 ぜひ、記事をご覧になって、各地に足を運んでくださいね!
昨年作成した天地人のアートです。訪れた子どもたちは「愛」の字の中で迷路遊びをするなどして、楽しんでいましたよ。

昨年作成した天地人のアートです。訪れた子どもたちは「愛」の字の中で迷路遊びをするなどして、楽しんでいましたよ。

田んぼアートの「大御所」のみなさんです。(左から2人目はリポーター)

 今回は、新潟市西蒲区で田んぼアートの取り組みを続けている、大曽根自治会長の星野さん、地権者の藤口さん、西蒲原土地改良区の田中さんから、車座になりながら、ざっくばらんな楽しいお話を聞かせていただきました。


 「明日から入場料をもらおうと思っていたから、良い日に来たね(笑)」と冗談交じりで暖かく迎えていただきました。

田んぼアートの「大御所」のみなさんです。(左から2人目はリポーター)

なぜ、田んぼにアートが出現したの?

初めて作成した田んぼアートです。

 平成4年に新潟県が早生品種「ゆきの精」を普及させていました。ゆきの精は今で言うと「こしいぶき」に当たりますね。
 早速、そのゆきの精を作付けしてみたところ稲穂の色がコシヒカリと違ってちょっと薄いんですよ。この色の違いを何かで表現できないものか?と考えていたところ、田んぼで文字や絵を表現してみよう!というアイディアを思いつきました。
 また、文字や絵の部分だけ植え付けると、田んぼに隙間ができる。この隙間は「作付面積」には入らないので、減反対応としても効果があるかなと思って(笑)
 私たちの「アート米」は、収穫した後食卓にあがります。見て楽しく、食べて美味しい「安全・安心なアート米」ですよ。

初めて作成した田んぼアートです。

「地域の絆」が大きな力になっています。

 我々の大曽根集落は小さい集落でして、そのおかげで地域のつながりが強く、まとまっている集落であると自負しています。
 田んぼアートを始めてから、大きな問題もなくここまでこれたのも、「地域の絆」があったからだと思っています。
 田んぼアートがある農道の入口にアジサイを植えて300mほどのアジサイロードを作りました。田んぼアートと共に楽しんでもらえるように、集落のみんなでいろいろと工夫をしています。
 夏にも楽しみがあるようにと、ヒマワリを植える予定です。(笑)

大曽根自治会長の星野さん

大曽根自治会長の星野さん

地権者の藤口さん

 初めは、自分たちの楽しみとして行っていましたが、口コミで噂が広まって、たくさんの方が見に来られるようになると、みなさんから楽しんでいただきたいという気持ちが強くなってきました。実現できるかは分かりませんが、アート内の遊歩道の脇に休憩所を設けてみようとか、いろいろ楽しいことを考えています(笑)。
 田んぼアートはこれからの季節(6-7月)が見頃です。稲がほど良く伸びて、図柄がくっきり分かるようになります。
 5月末には、物見台を作って上からアートを見渡せるようにしますので、より見やすくなります。

地権者の藤口さん

若い女の子も楽しんで田植えをしていました!(5月10日の田植え)

若い女の子も楽しんで田植えをしていました!(5月10日の田植え)

子どもたちはぬかるんだ田んぼに悪戦苦闘。転ばないように気をつけて!(5月10日の田植え)

子どもたちはぬかるんだ田んぼに悪戦苦闘。転ばないように気をつけて!(5月10日の田植え)


田んぼアートは、うれしい!おもしろい!

 昨年からアートを行う田んぼを2枚に増やしました。年々田植えや稲刈りなどのイベントに参加してくださる方が増えてきています。
 今年の田植えは、約200名の方から参加いただき農林副大臣も参加されました。最近では、遠くまで我々の活動が話題になっているみたいで、話として広がりが出てきている。うれしいですよね。
 何だかんだ言っても、やはりたくさんの皆さんから参加していただき、事故やケガもなく、作業が順調に終わったときは、本当に本当にうれしいですね!
 

西蒲原土地改良区潟東支所事務長の田中さん

西蒲原土地改良区潟東支所事務長の田中さん

よーく見ると、稲と稲の間に大きな隙間があります。大きくなると立派なアートになります。(5月18日撮影)

 左の写真は植えたばかりの苗なので、アートが始まったばかりです。だんだんと稲が伸びていくと、クッキリとアートが完成されていきます。田植えから稲刈りまでの間、絵や文字だけではなくて、稲穂の大きさや色が変化する「田んぼ自体」もアートといえます。これは非常におもしろい!
 また、きれいにアートが完成した時はうれしい!の一言。実は、田んぼアートの写真はラジコンヘリで撮影しています。この撮影した写真でアートの出来映えを確認した時の喜びは、何物にも代え難いですよ!

よーく見ると、稲と稲の間に大きな隙間があります。大きくなると立派なアートになります。(5月18日撮影)

 今年の「アート」は、この2つ。早く稲が伸びて、図柄が見えてくるのが待ち遠しいです。

9月の稲刈りも楽しみにしてください

去年行われた稲刈りのようすです。初めての稲刈りは楽しかったかな?

 9月の下旬に稲刈りを行います。今年は東京から新潟県人会の方々が来られますし、一般公募で参加者を募集しますのでぜひご参加下さい。
 このアート米は、昔ながらの「はざがけ」をして自然乾燥させてから精米します。昨年は、参加者の皆さんに精米したお米を1人1.5kgほどプレゼントしました。

 ちょうど稲刈りの時期には稲のこうべが垂れています。稲穂もみなさんにお礼をしながら刈ってくれるのを心待ちにしています。(笑)

去年行われた稲刈りのようすです。初めての稲刈りは楽しかったかな?

最後に一言!

 農村地域と都市部の交流がもっと進めば、米のPRになりますし、稲作体験の場を提供することができます。我々の進めている田んぼアートなどを通じて、米の良さを再認識してもらって、もっともっと米を食べていただければありがたいですね。
 
 あと、そろそろアートにする絵や文字のネタが尽きてきました(笑)。どなたか、いいアイディアがあればぜひお知らせ下さい。


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★☆★☆レポーターより★☆★☆
 アートと減反、人口交流。
 一見、何の関わりも無いように思えるこれらの事柄を上手くまとめたアイディア「田んぼアート」。実施されているみなさんのパワーに圧倒されました。しかも、まだまだみなさんのアイディアは尽きません。
 しかし、この田んぼアートも「地域の絆」があるからこそ着実に継続しているのです。
 最近は希薄になった「地域の絆」。田園地帯を吹き抜ける爽やかな風に吹かれながら、田んぼアートを推し進めている「地域の絆」を感じに出かけてみませんか?

 新潟地域振興局巻農業振興部 伊藤 
 新潟地域振興局企画振興部  佐々木&鎌倉