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 春を待つ伝統行事「ショウキ祭り」

2007年02月02日
企画振興部
阿賀町の集落に古くから残る、「ショウキ祭り」についてお届けします。身長1.5メートルから2メートルに及ぶ大きなご神体を集落総出で作り、賑やかに担いで安置する、「災い」や「疫病」を集落に入れないという想いが込められた伝統行事です。

病を治す「ショウキサマ」

阿賀町では5つの地区でショウキ祭りが行われています。
「ショウキサマ」の製作には、昔から冬場の作業であった「縄ない」、「ぞうり作り」等ワラ細工の技術が随所に盛り込まれ、集落ごとに受け継がれてきました。
安全祈願、五穀豊穣、子孫繁栄の願いをこめて、毎年この時期に新しいショウキサマを集落の入口に祀ります。

御輿のように担がれ安置されるショウキサマ(大牧地区)

御輿のように担がれ安置されるショウキサマ(大牧地区)

ショウキサマを、4地区では「鍾馗様」と表わしますが、熊渡地区では「正鬼様」と表わしています。この「正鬼様」を作るときは、身体の治して欲しい部分を書いた紙でまいた”わら”を「正鬼様」の身体の同じ箇所に埋め込んで作っていきます。

「病を治して欲しい」との思いを込め、正鬼様の身体を作ります。(くまわたり)地区)

「病を治して欲しい」との思いを込め、正鬼様の身体を作ります。(熊渡(くまわたり)地区)

新潟県無形文化財に指定された5地区のショウキ祭り

夏渡戸地区のショウキ祭りは他の地区と違い、男女のショウキサマが作られます。
かつて全地区のショウキサマは男女2体あったという言い伝えも残っていますが、現在ではこの夏渡戸だけに受け継がれています。

祭祀場所に向け出発する男女のショウキサマ(なつわど)地区)

祭祀場所に向け出発する男女のショウキサマ(夏渡戸(なつわど)地区)

この地域に伝わるショウキ祭りは、貴重な民俗学的資料、風俗習慣であることから平成17年に県の無形文化財に指定されました。

百万遍(念仏)と一緒に行われるショウキ祭り(ぶすぞり)地区)

百万遍(念仏)と一緒に行われるショウキ祭り(武須沢入(ぶすぞり)地区)


★☆★☆レポーターより★☆★☆
かつては、阿賀町のお隣り福島県西会津地域でも行われていたそうですが、その後全く絶えてしまい、近年になってようやく町おこしとして1地区で行事が復活しているそうです。 
各地区のショウキ祭りは一般の方々もご覧いただくことができます。
奧阿賀の地に古くから受け継がれてきた伝統の行事を、是非一度ご覧いただきたいと思います。

お問い合わせは、阿賀町教育委員会社会教育課(0254-92-3333)、阿賀町役場商工観光課(0254-92-4766) まで
新潟地域振興局企画振興部 石川