新潟県ホーム の中の農林水産業の中の内水面水産試験場のトピックス

 内水面水産試験場のトピックス

2010年02月10日
■ 第41回全日本総合錦鯉品評会が開催されました
 平成22年2月6日・7日、新潟市・朱鷺メッセにて第41回全日本総合錦鯉品評会が開催されました。例年、この大会は東京で開催されますが、今回は中越大震災からの復興を発信しようと、初の新潟県での開催となりました。錦鯉の地元開催であり、出品点数は昨年より約150尾増加し1593尾となりました。
 大会総合優勝(内閣総理大臣賞)には栃木県・加藤柾男氏の紅白(90部)が選ばれました(小千谷市・大日養鯉場作出)。また桜大賞(紅白・大正三色・昭和三色・白写以外の品種が対象)にはオランダ・Arno&Eliseの銀鱗昭和(A銀鱗・80部)が選ばれ、海外からの出品・入賞も多くありました。
 
大会総合優勝の紅白

大会総合優勝・90部紅白

桜大賞の銀鱗昭和

桜大賞・80部A銀鱗


■ 第49回新潟県錦鯉品評会が開催されました
 平成21年10月31日・11月1日、小千谷市総合体育館にて第49回新潟県錦鯉品評会が開催されました。出品点数は昨年より約100尾増加し702尾となり、中越大震災後に半減した出品点数も震災前のレベル(平成15年度・第43回=994尾)に近づきつつあります。
 全体総合優勝一席(農林水産大臣賞)には小千谷市・大日養鯉場作出の紅白(80超部)が選ばれ、同二席(水産庁長官賞)には小千谷市・伊佐養鯉場作出の昭和三色(80超部)が選ばれました。いずれも大変すばらしく、審査・投票も接戦となりました。
 来年2月6,7日には新潟市・朱鷺メッセにて全日本錦鯉振興会主催の第41回全日本総合錦鯉品評会があります。新潟県産錦鯉の活躍が期待されます。

全体総合優勝一席(大日養鯉場・紅白)

全体総合優勝二席(伊佐養鯉場・昭和三色)


■ 長岡山古志地区のホンモロコ養殖を技術支援

「やまこしモロコ養殖組合」では、長岡山古志地区の特産品をつくることを目的として、今年の春から山古志地区にある養鯉池を利用して「ホンモロコ」の養殖に取り組んでいます。
 ホンモロコは、味が淡泊で、肉質が良い魚です。関西では高級魚として扱われ、日本産のコイ科魚類の中では最も美味しい魚と言われています。
 当試験場では、ホンモロコ養殖の技術指導を行い、10月13日(金)には、試験的に養殖池からホンモロコを取り上げました。取り上げの結果、全長8cm前後のホンモロコが養殖池に数多くいることがわかりました。
 今後新潟県では、ホンモロコを長岡山古志の特産品とすることを目指して、技術指導だけではなく、試食会の開催など、ホンモロコの普及や販路拡大も支援していくこととしています。

      ホンモロコの試験取り上げ

      ホンモロコ


■ 魚野川水系登川で実施したイワナのキャッチ&リリース効果調査報告

 登川でのイワナ釣りのアンケートに対して、多くの釣人の皆様からアンケートのご回答をいただき、ありがとうございました。このデータを用い、イワナのキャッチアンドリリースの効果を明らかにしました。その概要を紹介します。
 登川の沢口橋上流1.4kmの地点から長大橋までの約4.5kmの区間に、全長15cm以上のイワナが6月上旬で約2,600尾、9月上旬で約1,950尾生息していると推定しました。一方、この3ヶ月間に釣人によって1,760尾のイワナが釣られ、そのうち1,050尾がリリースされ、710尾が持ち帰られたと推定しました(リリース後の死亡率を10%と仮定すると、釣獲行為による死亡は815尾と推定できます)。
 これらの結果から、釣られたイワナを全てリリースしたとすれば約2,400尾のイワナが生き残り、全て持ち帰ったとすると、840尾しか生き残らない(現状では約1,950尾)とシミュレーションできました。
 本漁場は自主的にリリースする釣人が多いため、これだけの資源を維持できています。しかし持ち帰りが多くなると、イワナ資源はずっと少なくなることが予測されました。
 釣人の皆さん。できるだけリリースして、持続的な釣りを楽しみませんか。