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【長岡】百日咳
百日咳とは?
・百日咳は、百日咳菌によって起こされる感染症です。患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる百日咳菌によって感染します(飛沫感染)。
・7~10 日程度の潜伏期間を経て、かぜ症状がみられ、徐々に咳が強くなっていきます(カタル期:約2週間)。その後、短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、痰を出しておさまるという症状を繰り返します(痙咳期:約2~3週間)。激しい咳は徐々におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます(回復期:2~3週間)。
・乳児の場合、無呼吸発作など重篤になることがあり、生後6か月未満では死に至る危険の高い疾患です。成人では、咳は長期間続きますが、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れることがあります。
届出状況
百日咳は、診断した医師が全例を届け出ることになっています(平成30年1月1日から)。
令和元年の長岡保健所管内の発生は153件と、平成30年の9件に比べて多くの発生がありました。
年 | 平成30年 | 平成31年 令和元年 |
令和2年 (※2) |
長岡管内(※1) | 9 | 153 | 14 |
新潟県 | 247 | 502 |
181 |
全国 | 12,104 | 16,785 | 2751 |
※1:長岡保健所管内の医療機関からの報告数
※2:令和2年10月11日現在(新潟県・長岡管内)/令和2年10月4日現在(全国)
予防方法
・有効な予防法は予防接種であり、予防接種法に基づく定期接種が行われています。対象年齢になったら、早めに予防接種を受けましょう。
・飛沫感染予防に、手洗い、うがい、咳エチケットを心がけましょう。
・軽症でも菌の排出はあるため、予防接種をしていない新生児・乳児がいる場合は、感染に対する注意が必要です。
百日咳とは?(国立感染症研究所ホームページ)<外部リンク>