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新潟県ホーム の中の農林水産業の中の【村上】「村上茶」の産地発展と地域の活性化を目指して!
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【村上】「村上茶」の産地発展と地域の活性化を目指して!

2016年06月02日

茶摘み衆(しょ)が丁寧に新芽を手摘み

新鮮なうちに新茶の茶葉を収集し、加工場へ

 5月になると「北限の茶処」として知られる村上市では新茶の摘み取りが行われます。青年農業士の矢部智弘さんが社長を務める有限会社お茶の常盤園でも、5月3日から摘み取りが始まりました。出始めから2枚の柔らかい葉は丁寧に手摘みする必要があり、2週間程度は手摘みが続くそうです。4月の荒天で被害が心配されましたが、茶葉の出来は上々とのことでした。
 「村上茶」は商業的な生産で最も北に位置することから「北限の茶処」と呼ばれ、冬が長く、日照時間が短いことが甘みを強くし、味わいをまろやかにしています。歴史的には江戸時代の初期に村上茶生産が始まり、明治時代にはニューヨークやウラジオストクに輸出され、最盛期には650haもの茶畑があったと言われています。現在、村上茶の茶畑は約20haほどに減少していますが、矢部さんは生産拡大と産地発展に向け、建設関係者と連携した茶畑の造成や茶葉の増産に取り組むとともに、村上市観光協会と茶摘み体験やおいしい淹れ方を学ぶ「茶(ちゃ)ムリエ講座」を開催するなど、生産から消費まで一貫した活動を進めています。また、矢部さんは年代的に4Hクラブと青年農業士を橋渡しする世代であり、茶の販売で商工関係者との関わりもあることから、世代・業種を超えた連携の要となっています。今後も普及センターは地域を担う青年農業者の支援を通じ、特産物の生産拡大や地域活性化を推進していきます。