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【村上】サケを呼ぶ森があるって本当?・・・村上市岩ヶ崎地区の「魚つき保安林」について

2010年11月04日

1.三面川河口の「サケを呼ぶ森」

写真:村上市岩ヶ崎地区の「魚つき保安林」全景
写真:村上市岩ヶ崎地区の「魚つき保安林」全景
 村上市を流れる三面川河口に建立されている多岐神社には、それを覆うように生育するタブノキを主体とした森林があります。
 昔から通称「お多岐さまの魚つき林」と呼ばれており、村上市の代名詞となっている「サケ」を呼ぶ森として市民から親しまれてきました。
 この起伏に富む地形にある森林が水面に陰をつくることにより、河口付近を回遊する魚が外敵からの危険を回避できる安全な生息地となっています。
 このため、江戸時代には藩財政の基盤である地域資源としてのサケの保全を図るため、その習性を知る村上藩は、この森林を「お留山」として管理し、やみくもに木を伐らせず、森林を大切にしました。
 現代においては、この森林を森林法規定の制限林の一種である「魚つき保安林」として指定し、守り続けています。
 新潟県内では、「魚つき保安林」に指定されているのは、ここと、村上市板貝、糸魚川市(旧能生町)内の計3箇所、約10ヘクタールです。

2.魚つき保安林

 「魚つき保安林」は、水面に陰をつくったり、流れ込む水の汚れを防いだり、養分の豊かな水を供給するなどの働きにより、魚の繁殖を助ける機能を持つ森林について、その機能保全を目的に森林法の規定に基づく手続きにより指定されています。
 魚つき保安林は、機能を損なわない程度の保育作業によるもの以外は、原則、無断で樹木を伐ったり、土石の採取、採掘が禁止されています。
写真:魚つき保安林の状況。枝が大きく張りだしています。
写真:タブノキの葉が水面を覆っています。

写真:魚つき保安林の状況。枝が大きく張りだしています。

写真:タブノキの葉が水面を覆っています。

3.岩ヶ崎地区魚つき保安林の概要

 当地区保安林の概要は、次のとおりです。

保安林種:魚つき保安林
所在場所:村上市岩ヶ崎字多岐山785-1ほか1筆
森林所有者:共有林(13人)
指定面積:1.5587ha
指定年月日:1897(明治30)年12月31日(新潟県告示第289号)
指定施業要件:禁伐。間伐率35%

写真:タブノキに覆われる「多岐神社」
写真:魚つき林内の滝

写真:タブノキに覆われる「多岐神社」

写真:魚つき林内の滝

写真:魚つき林内の歩道
写真:魚つき林内の歩道

写真:魚つき林内の歩道

写真:魚つき林内の歩道