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むらかみ・いわふね珍風景(珍風景番号108)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052683 更新日:2021年1月22日更新

村上城天守台に並んだ石(珍風景番号108)

天守台には礎石が整然と並んでいますの画像
天守台には礎石が整然と並んでいます

 村上市の中心にそびえる標高135メートルの臥牛山(がぎゅうさん)は、かつての村上城の跡で、村上市のシンボル・お城山として市民に親しまれています。山上にはかつては三層の天守が建てられていましたが、17世紀半ばに火災で焼失し、その後は再建されませんでした。
 今は建物はまったく残っていませんが、天守台(※)や城門跡には建物の礎石がほぼそのままの形で残っており、かつての姿を偲ぶことができます。
 東西7間(約12.6メートル)、南北5間(約9メートル)の天守が建てられていた天守台には、当時の礎石が整然と並んでいます。

※ 天守を立てるため、石垣が積まれた高台

柱が立てられていた穴も残っていますの画像
柱が立てられていた穴も残っています

 これらの礎石には、柱が立てられていた四角い穴も開いていて、大きな建物を支えていたことが伺えます。
 礎石はいくつもに割れていますが、これは、天守が火事で焼け落ちた際に高熱で割れてしまったようです。
 天守へ登る途中にある御鐘門(おかねもん)跡や冠木門(かぶきもん)跡にも、柱穴の開いた礎石がきれいに並んで残っています。

修復がほぼ終わり、迫力のある石垣がよみがえった出櫓の画像
修復がほぼ終わり、迫力のある石垣がよみがえった出櫓

 村上城跡は、山上にもかかわらず県内でも類を見ない大規模な石垣が築かれており、国の史跡に指定されています。
 石垣の石は、8キロほど北の村上市柏尾地区で切り出され、船で城下まで運ばれた後、人力で山の上まで運び上げられたものだそうです。
 石垣は、築城から400年近くを経て、ゆがんだり割れたりしてきたため、村上市によって修復作業が進められています。

村上市街から三面川河口まで一望できますの画像
村上市街から三面川河口まで一望できます

 天守台からは村上市街が一望できます。麓からは15分ほどで登ることができ、多くの市民の憩いの場になっています。

 かつての村上城の姿が偲ばれる珍風景でした。

これまでの珍風景

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