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むらかみ・いわふね珍風景(珍風景番号83)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052915 更新日:2021年1月22日更新

山形で発見!村上藩士の陣羽織(珍風景番号83)

真っ赤な陣羽織の画像
真っ赤な陣羽織

 今回の珍風景が見られるのは、お隣の山形県鶴岡市にある鼠ヶ関(ねずがせき)公民館。むらかみ・いわふね珍風景始まって以来の県外発の珍風景です!とは言っても鼠ヶ関は村上市伊呉野(いぐれの)と隣接している集落で、集落内を県境が通る程のご近所(珍風景番号32)。もちろん今回も村上に関係した珍風景をご紹介します。

 鼠ヶ関公民館入口の展示棚には、真っ赤な色がひときわ目を引く陣羽織が展示されています。この陣羽織は、戊辰戦争時(1868年)に村上藩士・鳥居三十郎が実際に着ていたものなのです。

 当時の村上藩は、新政府軍が間近に迫っている中でも、抗戦か帰順かで藩論を統一することが出来ませんでした。そんな中、藩内で最年少(27歳!)の家老であった三十郎は、抗戦派藩士約200人を率いて村上を脱出。北へと向かい庄内藩兵と合流します。三十郎たちは現在の鼠ヶ関付近に陣を敷き、1ヶ月に渡って新政府軍と戦いを繰り広げました。奮闘した三十郎も、最後には降伏。反逆の首謀者の責を一身に負い、死罪となってしまいます。

 鼠ヶ関の陣羽織は、戦いに敗れた三十郎が、陣屋として使用していた旅館を去る際、世話になった御礼に残していったものと伝えられています。その後、陣羽織は、旅館のご主人から鼠ヶ関公民館に寄贈され、今でも大切に保管されています。現館長によると「これほど貴重な資料が、一般の公民館で展示されているのは全国的にも珍しいのでは」ということです。

 庄内地域と村上岩船地域の交流は現在でも活発に行われていますが、その原点のような珍風景をお送りしました。

背中には「鳥居」が描かれています。見えますかの画像
背中には「鳥居」が描かれています。見えますか?

点線部分に鳥居が描かれていたそうですの画像
点線部分に鳥居が描かれていたそうです

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