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【南魚沼】「塩沢の織物」について
塩沢紬
本塩沢
南魚沼市の塩沢地域は、新潟県内でも代表的な織物産地です。
その歴史は古く、今から1200年前に当地方で織られた麻布が正倉院に保存されているそうです。
この麻織物(越後上布)の技術を絹織物にとり入れたものが塩沢紬(しおざわつむぎ)で、明和年間(1764~71)のころに創られたと伝えられています。
本塩沢(ほんしおざわ)は、越後上布、塩沢紬と共に塩沢産地の代表的な伝統織物で、「塩沢お召(しおざわおめし)」の名で広く親しまれていました。
「塩沢の織物」の魅力、体験してきました!
地機(ぢばた)による実演の様子
機織り体験の様子
職員有志で作成した本塩沢
新潟県南魚沼地域振興局では、塩沢地域の織物の魅力を体験するため、職員有志で塩沢つむぎ記念館にお伺いしました。
塩沢つむぎ記念館では、高機(たかはた)や地機(ぢばた)の実演を交えながら、織物について詳しく説明いただき、その後、実際に機織り体験もさせていただきました。
体験した職員の感想
越後上布や塩沢紬、本塩沢の違い等、実はよく知らない塩沢の織物について丁寧に教えていただきました。
機織り体験では、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に通す作業をリズム良く行うことが大変で、とても技術のいる作業だと思いました。
今回の体験を多くの方に伝え、塩沢の織物の魅力を県内外に広めていきたいと思います。
「塩沢の織物」をイメージしたデザインをつくりました!
作成したデザイン
塩沢織物工業協同組合監修のもと、「塩沢の織物」をイメージしたデザインを作成しました。
本デザインは、塩沢紬でも使用される十字絣(じゅうじがすり)や亀甲絣(きっこうがすり)の絣模様を用い、雪の結晶や雪輪文様を形づくっています。
当地域振興局正面玄関に設置したカッティングシート
作成したデザインを多くの方にご覧いただくため、デザインをカッティングシートに落とし込み、当地域振興局の正面玄関自動ドアに設置しました。
当地域振興局に来庁される方が、これをきっかけに塩沢の織物について少しでも興味を持っていただけると幸いです。