このページの先頭です メニューをとばして、このページの本文へ
新潟県ホーム の中の観光・イベントの中の【南魚沼の魅力】坂戸山(さかどやま、さかとやま)
本文はここから

【南魚沼の魅力】坂戸山(さかどやま、さかとやま)

2015年07月02日
新潟県ホームの中の南魚沼地域振興局トップページの中の南魚沼の魅力の中の坂戸山
 南魚沼地域の「坂戸山」をご紹介します。

新潟県屈指の中世の山城 坂戸城

 現在の新潟県南魚沼地域には、古来より上田庄(うえだのしょう)があり、鎌倉時代頃には、清和源氏の流れをくむ新田氏一族の勢力下にあって、当時から坂戸山に城郭が築かれていたと推定されています。
 その後、南北朝時代(14世紀)、越後の守護上杉氏の家臣であった長尾氏の一族(上田長尾氏)がこの上田庄に入り、領国支配を始めたと伝えられています。
 以後、上田長尾氏は守護代長尾氏と並んで越後の国に重きをなし、坂戸城は越後と関東を結ぶ交通路の抑えとして重要な位置を占めました。

坂戸山全景

<坂戸城の歴史>
1512年、長尾房長が、本格的に坂戸城を築城しました。
1551年、房長の子、政景は謙信の姉をめとり、謙信に臣従しました。政景は、謙信が関東に出兵した際には、春日山城の留守居役を務めるなど、謙信の重臣でした。
1575年、政景の子、景勝は謙信の養子となり、春日山城に入りました。それ以降、坂戸城は春日山城の有力な支城となりました。
1578年、謙信の急死により、景勝と景虎(北条氏から入った謙信の養子)の家督争い(御館の乱)が始まりました。坂戸城も北条氏に攻められましたが、よく耐え、景勝を勝利に導きました。
1582年、景勝が越中方面で織田信長軍と交戦した際、越後に侵攻した滝川一益が坂戸城を攻めましたが、落とすことはできませんでした。
1598年、景勝の会津国替えにより、堀氏が坂戸城に入城しました。
1610年、堀氏の内紛により、坂戸城は没収され、廃城となりました。

 以上が、坂戸城の簡単な紹介ですが、さらに次の点を強調しておきます。
〇坂戸城は、現在の南魚沼市の六日町市街地を見下ろす坂戸山に築かれ、上田庄(現在の南魚沼地域)の軍事・政治の中心施設でした。
〇坂戸山の山頂には「本丸」といわれる平坦地があり、麓には城主の居館及び家臣団の屋敷がありました。山頂(634m=東京スカイツリーの高さ)と麓との標高差は470mもあり、北条氏や織田氏の侵攻をも防いだ山城でした。この坂戸城がなければ、或いは、この城が落とされていたら、その後の越後の歴史は大きく変わっていたかもしれません。それほど堅固で、軍事的にも重要な山城でした。
〇上田長尾氏ゆかりの城であり、主な城主に長尾政景、上杉景勝がおります。
〇1979年(昭和54年)、坂戸城址は国史跡に指定されました。新潟県に多数ある城址のうち、国史跡は春日山城(上越市)、村上城(村上市)など数えるほどしかなく、坂戸城の歴史的価値は高く、地元の南魚沼市民ばかりでなく新潟県民にも広く知っていただきたいと思います。

市民に親しまれる本格的な山

 坂戸山は、坂戸城のあった場所として、南魚沼市民とりわけ六日町地域の人たちのシンボル的存在です。
 急登ではあるものの、登山道とりわけ薬師尾根は良く整備されており、1時間程度で登頂できます。
 このため、坂戸山登山を日課としている市民も多く、軽装の人が大多数を占めます。登山靴やザック姿の登山者はむしろ少数派です。
 ただし、坂戸山の標高は634mで、麓からの標高差は470mもあり、日陰もないことから、気候によっては装備も必要になります。
 鳥坂神社の脇の駐車場がありますが、駐車スペースが少ないため近隣の旧深谷市山の家の駐車場に停めて、薬師尾根を登るのが一般的です。
 駐車場には常に自動車が置かれており、年中、訪れる人の絶えない山です。
特に、カタクリの群落は壮大で、春には多くの登山者が花を求めてやってきます。

手前の稜線が薬師尾根

駐車場


 登り始めは緩やかな坂道ですが、すぐによく整備された階段状の急登となります。

登山開始直後に現れる標識、城跡を物語る

延々と続く階段



 頂上直下のクサリ場で鉄の階段を登ると山頂で、かなり広く、山頂には富士権現を祭った社があります。さらに、南魚沼市街が一望できます。

クサリ場

広い山頂

山頂からの南魚沼市街

山頂からの南魚沼市街(坂戸)

山頂から湯沢方面

山頂から五日町方面


 山頂からは、天気が良ければ、苗場山、平標山、谷川岳、中ノ岳、八海山、守門岳など周囲の山々の絶景が楽しめます。また、間近には、金城山と巻機山が聳えています。

隣の金城山


 東京スカイツリーと同じ標高634mで、「東京スカイツリーと同じ高さです」という看板がいくつも立てられています。
 下りは、薬師尾根を30分程度で、駐車場です。しかし、急な下降で、膝には決して優しいコースとは言えません。山での事故は下りに多いことを肝に銘じましょう。
 天気が良ければ、軽装で、一人でも楽しめるすばらしい山です。特に、残雪の美しい春がお勧めです。



記事作成:企画振興部 星野利男

東京スカイツリーと同じ標高であることを物語る看板

アクセスなど

○所在地:南魚沼市坂戸

○アクセス:関越自動車道六日町ICから車で10分
       JR上越線六日町駅から徒歩で20分

○駐車場:約10台

○問い合わせ先:南魚沼市観光協会 電話025-783-3377
 なお、掲載内容については正確を期すよう努めていますが、限られた時間での取材であるため、不十分な点がある場合もあります。ご容赦ください。
 ご利用の詳細については管理者(下記問い合わせ先)にお問い合わせください。

問い合わせ先:南魚沼市観光協会 電話025-783-3377

【変更履歴 2013年10月15日掲載、2015年7月2日駐車に関する記述の修正】