社会性育成教員リーダー研修スタート
昨年度の地区別フォーラムを発展させ、全小・中学校、中等教育学校、特別支援学校の推進担当教員を対象に、社会性育成の有効な手だてについて実践的な研修を行います。推進担当教員は各学校のリーダーとなり、研修の成果を自校の教職員に広めることで共有化し、児童生徒の社会性の育成を図ることが目的です。
1 下越管内の開催日及び会場
○新発田市・胎内市・阿賀野市・聖籠町
①6月16日(水) ②11月24日(水)
新発田市教育委員会2階大会議室
○村上市・関川村・粟島浦村
①6月9日(水) ②11月17日(水)
村上市総合文化会館ホール
○五泉市・阿賀町
①7月9日(金) ②12月3日(金)
さくらアリーナ会議室
○佐渡市
①6月15日(火) ②11月16日(火)
トキのむら元気館
※①は1回目、②は2回目の研修日を示す。
※時間は1時30分から4時30分まで(予定)
2 研修の実際(1回目)
(1) 講義1
「生徒指導上の諸問題と、児童生徒の社会性」:義務教育課指導主事
(2) 講義2
「児童生徒の社会性を育む取組の工夫とポイント」:義務教育課指導主事
(3) 演習1
グループ協議:5人のグループになり、持参したレポート「児童生徒の社会性を育む指導計画」をもとに協議
(4) 演習2
ロールプレイ:義務教育課指導主事
研修の視点は学校教育の重点「地域とともに歩む学校づくり」で強調する、次の2点です。
①全校体制による組織的な取組
②小・中学校間と、家庭や地域社会との連携した取組
「全校体制」と「連携」という2つのキーワードを意識した上で、各学校の取組を改善していく方法を考えます。
3 社会性の育成に向けた取組
社会性育成のベースは「児童生徒同士及び教職員と児童生徒の絆づくり」です。
効果を上げるためには、次のような取組がポイントになります。
(1) アンケート等による共通の指標を活用した児童生徒の実態把握
(2) 全職員の共通理解による全校体制での取組
(3) 児童生徒がかかわることに喜びを感じ、主体的に推進する取組
(4) 小中連携のもと、育てたい社会性や手だてを明確にし、9年間を見通した取組
(5) 家庭や地域に働きかけ、学校・家庭・地域が連携した取組
また、各学校がこれまで取り組んでいることに、下記の視点を加えることで効果が高まり、ねらいを達成することが期待できます。
(1) 低学年段階から、自分たちの学級生活を見直す場の設定(小学校)
(2) 実際の学校生活と関連付けたソーシャルスキルトレーニングの実施(小・中学校)
(3) 専門委員会活動において、全校生徒がかかわる活動の設定(中学校)
(4) 学校行事(体育祭や音楽発表会)において互いのよさを認め合う活動(中学校)
「Web配信集計システム情報」(その1) ~積極的な参加と活用を~
「Web 配信集計システム」が、9月の試行を経て、10月から全面実施されます。
学力向上に係る計画訪問の折、本システムについて次のような声がありました。
○中学校区で参加し、学力実態を把握するデータとして活用する。
○現在実施している単元テストを配信問題に差し替えることで、問題作成の手間を省き、子どもへの指導の時間を増やす。
○短期間での分析・診断、補充、確認のサイクルの継続を形成的評価に活用する。
このように、中学校区や自校において、本システムの具体的な活用を検討している姿をうかがうことができました。
7月1日付教義514号文書で通知があったとおり、各校は7月22日までに、当該市町村教育委員会に参加の有無を報告することになっています。積極的な参加とその活用をお願いします。なお、年度途中からの参加はできないことになっています。
社会全体で子どもをはぐくむ運動(その2)
前号で具体的な取組として、「学校支援地域本部事業」について紹介しました。本号では「家庭教育支援民間提案型協働事業」と「放課後子ども教室推進事業」について紹介します。
1 家庭教育支援民間提案型協働事業について
(1) 事業の趣旨
子育てや家庭教育を親や家庭だけの責任とせず、地域全体で考え、支援する仕組みづくりが求められています。県では、学校をとおして、「家庭教育手帳」やリーフレット「健やかな子どもの成長のために」を配布して、啓発を図ってきました。
今年度より、県単独新規事業としてNPOをはじめとした民間団体やPTAなどから、広域的または先導的な家庭教育支援の取組に関する企画提案を募集し、県と協働で家庭教育支援に関する取組を行う「家庭教育支援民間提案型協働事業」がスタートします。民間団体のノウハウや幅広いネットワークを生かした家庭教育支援の取組が期待されます。
(2) 事業実施団体
5月にホームページ等で事業の企画提案を募集し、応募された中から審査の結果、次の3団体が事業に取り組みます。
① 特定非営利活動法人マミーズネット(上越市)
② 南魚沼市家庭教育支援チーム「だんぼの部屋」(南魚沼市)
③ 築地小学校PTA・築地保育園保護者会(胎内市)
(3) 下越管内の採択団体の取組
下越管内では、築地小学校PTA・築地保育園保護者会が事業に取り組みます。
〈学び合う場の設定〉
築地小学校では、平成16 年度からPTAが主体となって、1年生の保護者を対象に家庭教育学級を実施してきました。このノウハウを生かし、築地保育園保護者会と連携して家庭教育学級を実施し、その中で家庭教育の在り方や小1プロブレムを生まない家庭の役割、保育園と小学校の連携の在り方などを考え、まとめていきます。
〈成果の発信と普及〉
家庭教育学級で学んだ成果を家庭の教育力向上に役立てることができるようリーフレットを作成します。リーフレットは、築地小学校、築地保育園の保護者だけでなく、市内及び下越管内のPTAや団体に配布し、啓発・活用を図ります。
2 放課後子ども教室推進事業について
(1) 事業の目的
この事業は、小学校の余裕教室等を活用し、地域の方々の参画を得て、以下を目的として行っています。
① 地域住民の参加・参画を推進し、「地域の子どもは、地域で育てる」意識を醸成する。
② 子どもたちに多様な体験や異年齢・異世代交流を促す。
・多様な体験→自主性や主体性の育成
・多様な交流→社会性・協調性・郷土愛などの育成
(2) 平成22 年度実施予定数(下越管内)
※全県(新潟市を除く)19 市町村75 か所で実施予定
(3) 取組状況
今年度、下越管内では、関川村で新規開設されるほか、教室を増やす市町村もあります。
胎内市では、平成20 年度から築地地区と黒川地区で「放課後子ども教室」を開設しており、今年度、新たに中条地区でも開設されました。地域の子どもたちがボランティアである地域住民の支援を受け、スポーツや遊び、学習、創作活動など様々な活動に取り組んでいます。文字通り地域が一体となり子どもをはぐくんでいます。
また、五泉市では、「のびのび学習教室『寺子屋』」を実施しており、地域住民が学習アドバイザーや安全管理員として子どもたちの指導に当たっています。その中には、元教職関係者や将来教職を目指す人も多数参加しています。
(4) 今年度の指導者研修会
① 県内全域を対象とした研修会
・第1回研修会:平成22年7月27日(火)
・第2回研修会:平成22年11月25日(木)(実践交流会)
② 地区別研修会:平成22年10月25日(月)
・胎内市を会場として、昨年度の成果と課題を受け、実践的な研修を行います。
※研修会の詳細は、後日ご案内いたします。
上記の内容にかかわる問合せは、下越教育事務所社会教育課へお願いします。