第2 回社会性育成プロジェクトブロック別フォーラム
5月の第1回に続き、第2回社会性育成プロジェクトブロック別フォーラムが、下越地区では1月14日(木)、佐渡地区では1月19日(火)に行われました。いずれも、「講演」と「グループ別協議」の内容で行われました。ここでは下越地区の様子をお知らせいたします。
<グループ別協議>
以下に示す3分科会のテーマにかかわる各学校の実践レポートを基に、3~5名のグループ(計29グループ)で行われました。
協議の内容は、記録者の皆さんからの報告をまとめて、各学校に配布いたしました。
○第1分科会テーマ
「9年間を見通した社会的スキルの育成」
○第2分科会テーマ
「異年齢交流活動や豊かな体験活動をとおした社会性の育成」
○第3分科会テーマ
「家庭や地域との連携による社会性の育成」
<講演>上越教育大学准教授 赤坂真二 様
「勇気づけの学級づくり~つながる道筋~」
赤坂先生は、ご自身の現場での実践を基に、大学院での研究を織り交ぜながら、「社会性の育成」にかかわって、熱く語ってくださいました。「社会的スキルのトレーニングによる効果を上げるためには、学級内のコミュニケーション量を増やすことが大切である」「子ども同士が人間関係を結ぶ前提として、教師と子どもとの信頼関係が重要である」など、示唆に富む内容でした。
話の合間に、アイスブレーキングやペアでの話し合い、インタビューなどがあり、あっと言う間の90分間でした。事後アンケートでは、「大変ためになった」「もっと時間をとってほしかった」という意見が多数ありました。
○グループ協議の5名という人数は、ちょうどよかった。似たような状況(統合前後)の学校が多く、今後に活用させてもらいたいと思えるような実践があり、参考になった。
○講演では、「かかわること」を、体を動かし、大変分かりやすく教えていただいた。うまくかかわれない子どもたちには、かかわり方を教え、愛情をもって接していくことが大事だと思いました。
アンケートの中には、特に「天候や高校入試にかかわって、開催時期を考慮してほしい」という要望、協議のグループ編制についての意見等がありました。いただいた意見・要望を、今後に生かしたいと思います。
当日は悪天候の中、県立教育センターまで多くの時間をかけて参集いただきました。
また、記録者の皆様から協力いただきました。本当にありがとうございました。
教職員事故の現状等について
1 人事措置に及ぶ教職員事故の現状と対応
(下越教育事務所管内:平成22年2月19日現在)
①速度超過 減給(中学校50代男性教諭)
②職務懈怠 戒告(小学校50代女性主査)
③速度超過 減給(小学校50代男性校長)
④速度超過 戒告(中学校40代男性教諭)
⑤速度超過 戒告(中学校40代男性教諭)
⑥速度超過 戒告(中学校40代男性教諭)
⑦飲酒運転 免職(小学校50代男性教頭)
⑧速度超過 戒告(小学校20代女性講師)
⑨速度超過 戒告(小学校20代女性教諭)
今年度は、現在までに9件発生しています。極めて残念なことです。速度超過違反が大半です。この事態を重く受け止め、教職員事故の深刻さを一人一人が再認識し、当事者意識や自覚を高める一層の研修を推進すること。また、非違行為根絶のための日常的な取組、実効性のある取組を強化していただきたいと痛感しています。
教育の根幹は「信頼」にあります。その信頼を築くためには長年にわたる教職員の努力を必要とします。しかし、失うのは一瞬です。その大きな要素の一つが非違行為の発生です。
非違行為は決して他人事ではなく、自分にも落とし穴があると心得る必要があります。「子どもに説明できないことはしない」これが教育公務員としての服務の大原則です。
2 教職員のメンタルヘルスの保持
(1)長期病気休暇、休職者の現状
教職員は教育を通じて児童生徒の人格の成長に直接かかわる極めて専門性が高く、社会的な観点からも重大な責務を担う職種です。学校教育は、教職員と児童生徒との人格的な触れ合いを通じて行われるものであり、教職員が心身ともに健康を維持して教育に携わることが肝要です。しかしながら、家庭や地域、職場における様々な環境変化や人間関係などにより、教職員がストレスを抱える場面が見られます。
全国的にも、また新潟県においても、ここ数年、公立学校の教職員の精神性疾患による長期病気休暇取得者や休職者数が増加し続けており、メンタルヘルス保持への一層の取組が必要とされています。
下越管内の今年度1月末現在の速報値は、長期病気休暇、休職者が46名、そのうち精神性疾患者数は19名です。
(2)明るく開かれた職場風土の構築
メンタルヘルス保持のためには人間関係のよい、明るい職場づくりに一人一人が努めることが大切です。悩みや心配事がある時、職場に気軽に相談できる仲間がいて、助言し合える雰囲気があれば、ストレスを軽減することができます。互いに心を開き、いつでも助け合えることが大切です。このような職場の協働姿勢は、職員の心身の健康に極めて重要な役割を果たすとともに、非違行為根絶にもつながります。
なお、このような職場風土は既に用意されているものではありません。管理職や主任層を中心にしながらも、一人一人の教職員が努力してつくりあげていただきたいと思います。
3 年度末における個人情報保護・管理・廃棄に向けた取組の徹底
さて、年度末は、成績基礎資料、通知表、指導要録、児童生徒理解関係資料、学級編制資料、進路資料、健康や家庭情報等、膨大な個人情報を扱う時期です。紙ベースのデータ、USB メモリの電子データなど個人情報の保護・管理・廃棄に当たり、各校の個人情報管理規定に基づき、適切に取り扱われるようお願いします。特に、異動時期には次の観点からの適正な情報管理が必要です。
①転出職員には管理職が期限を決めて情報の提出や不要な情報の確実な廃棄をさせる。臨時職員にも同様の対応をする。
②個人所有の電子データ、パソコンについても同様である。
③転入職員についても前任校の個人情報を持ってきていないか細かくチェックする。
これからも厳しい寒さが続きます。降雪・凍結時における児童生徒の登下校の安全確保並びに教職員の交通安全確保をお願いします。
なおここ数年、年度末・年度初に非違行為が多く発生する傾向があります。
教職員一人一人が教育公務員たる自覚をしっかりともち、日常の自己内省を心がけてください。